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2019年05月04日21:52

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映画「ふたりの女王〜メアリーとエリザベス〜」☆☆

2019年5月2日(劇場鑑賞)

二人の女王によるタイマンシーンはとても新鮮で、ココロに響いた。
二人の女王は、もちろん二人とも華がありますが、どちらか選べと言えば「マーゴット・ロビー」の方が好みです。

物語は、イングランドとスコットランドの両国による覇権争いを描いています。

物語の進行と共に美しさを増すメアリーと、病気の痕や(年齢的な理由で)子供が産めない身体なことに悩むエリザベスの二人の対比により、イングランドとスコットランドの両国の政治が描かれます。

ずっとメアリーの美しさと子供を産めることに対するコンプレックスを感じているエリザベスが、スコットランドを追われ(亡命を乞う)極秘対談により初めて対面する1対1の会話シーンが本作の白眉で、女性同士の言葉による一騎打ちというかお互いに褒めて持ち上げ貶して心情を吐露する名場面でした。

この映画の描き方による両国の様子は対照的で、スコットランドは車座に女王と家臣が並び自由に意見を述べ、メアリーの政治的センスの無さもあり全然まとまらず、すぐに仲間割れをしていました。
それに対して、イングランドは女王が一段高い席に座り、家臣は長テーブルの両側に偉い人順に座っていて、宰相が主に発言し女王が質問する形で議論が進んでいきます。
両国の政治体制の成熟度が一目瞭然でとても分かりやすく画的に表現されていて見やすかったです。

メアリーの恋い焦がれた夫が実は同性愛嗜好者だったと知った時の絶望感、しかもその相手が自分の側近というおまけ付に100年の恋も醒めたであろう想像します。
しかしながら、レイプ同然な肉体関係や男たちの政治の道具として無理やり結婚させられたり、メアリー側の物語も結構ハードだったと記憶しています。

逆にエリザベス側は、物語冒頭では愛人に対する目配せとか、最初女らしさを魅せるところもあったのですが、徐々にそういう行動が減り、政治家(男性)に変貌していく様子が哀愁と共に描かれていました。

最後に、あのゲイカップルの件いるかなと若干の疑問を感じつつ、対照的な女の生き様に感動したのでお勧めです。


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