2019年5月2日(劇場鑑賞)
歴史秘話、いや公然の秘密のような話でした。
副大統領の法的解釈を最大限拡大できたところに、この物語の面白さがある。
下院議員選挙最中に心臓発作で倒れたチェイニーをフォローする形で奥さんが選挙戦を戦う件は、絶望的に下手な演説をするチェイニーとの対比により夫婦二人三脚な感じでとても良かった。
保守的な南部で娘がレズという弱点を世間に晒したくないため大統領を諦めた男が、馬鹿なボンボンをうまく操り副大統領の席から世界最強の大国を支配する様子は、恐ろしくも古代ローマの皇帝のようでスゴイと感じました。
物語は、ブッシュ大統領政権下のアメリカで絶大な権勢を誇ったチェイニー副大統領の話です。
主人公チェイニー役を増量して演じたクリスチャン・ベールと奥さんリンを演じるエイミー・アダムスの二人、それとラムズフェルド国防長官を演じたスティーヴ・カレルなど、役者魂!を感じるそっくりさん大集合的なところも見逃せません。
副大統領の役割は大統領に任されていることを利用し、私何でもやりますとブッシュ大統領から実務を奪い、自分の都合のいい人物を要職に就けて政権をコントロールする狡猾さにカッコイイとさえ思えました。
最後に、この映画大分アクが強く覚悟を持って観ないと食傷気味になること間違いなしです。
ガツンと重たい一本を観たい時にお勧めです。
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