mixiユーザー(id:4941862)

2019年04月15日23:26

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映画「チェンジリング」☆

2019年4月15日(BS鑑賞)

最後、アンジーの笑顔一発で良い映画認定を受けるが、142分という長尺でずっとロス市警の腐敗した体制や子供を20人以上殺した殺人鬼の話を観ることになるとは思わなかった。

物語は、実話で子供を誘拐されら警察が別の子供を連れてきて、「あなたの子供見つけました。」と母親に押し付ける話です。

殺人鬼は言うに及ばず、警察の方々の捜査に対する姿勢、アンジェリーナ・ジョリーの家に居座るガキ、精神病院のみんな、本当にクズばかりでした。

以下、クズ描写一覧。
殺人鬼が真相を話したいとアンジーに電報→地獄に落ちたくないから話せない(嘘はつけない)と殺人鬼は真相を語らず。
アンジーが歯科医&教師の証言という客観的事実で自分の子供でないとマスコミに話す→警察はアンジーを精神病院へ軟禁、治療と称する電気ショックや怪しいドラックを投与するなどの拷問のうえ、(自分の証言を)嘘と認めるよう強要。
牧師はプロテスタントだっけ?プロテスタントの家にユダヤ教の子供で割礼の後でばれるのだが、アンジーに対する「ママ、お休み」等精神攻撃を継続、いよいよ嘘を突き通せないとなると大人が悪いと駄々をこね、挙句新しいママの元へ送られる。
精神病院の個性的な面子は、一人一人がすごく良かったけど、特に電気ショック係の美人は感情の無さが逆に怖かった。

LAコンフィデンシャルで描かれている世界、警察がギャング共を大掃除し裏社会を牛耳るという嘘のような本当の話ですが、ジョン・マルコヴィッチが演じる牧師は本当に居たのか、電話会社の交換手はローラースケートを履いていたのか、警察の人が道路の脇の柱を開けて中の電話で警察署に連絡する描写等、クリント・イーストウッド監督の拘りを感じることができます。

劇中アンジーは泣いたり、怒ったり、憔悴したりとずっと負の感情を身にまとい、ダウナーな感じで演じているため、最後の笑顔はとても印象に残りました。

面白い類の映画ではないですし、2時間以上も不快な画を観る羽目になること間違いなしですが、魅力の無い作品ではありません。
お勧めです。
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