たまに思うことがある
後悔することが多く
満足することは少々少ない
後悔に足を取られて
転びそうになることがある
それは多々ある
さて
特に過去や精神については
そのようにある
わたしは心や感情というものが
胸の奥にあるこのものか
もしかずのうののうり(奥底)に生じるこの頭痛にあるものなのか
悩みに悩む次第のじんせいを歩んできたが
さすがに右の足と左の足
左の手と右の手と比較することはない
不思議なことである
大事なものだ
先日爪を切り忘れて
工場用の安全靴の足の指を守る部分の堅い部分にこすれてしまい
足の小指が大変に傷んでしまって
昼休憩の内に大丈夫だだと思ったが
さらに急に傷んだ
普段ではらしくもなく
班の長に申し出て業務中に職販に向かい爪切りを買った
しかしそのときのわたしの心と頭脳とは
すべからく足の左の小指
しかも爪によって生じたことであった
爪一つが心と頭脳や感情を動かすのである
つまりわたしとは左の足の小指の爪の先からも生じている
命なのであるこれはだいじだ
であるならば
髪の先や鬚の一本
つまりは心(シン)や感情というものは
毛の先にまである
生きているということは宇宙であるあということだ
大きな体の毛の一本
爪の先
無用であるというものであるものが
また生きている証拠でもある
きみは天下太平の日常に
光や輝かしい希望をみいだせたろうか
わたしはいまだ陽を見上げる日々なので
きみは追いついてきたのだろうか
きみはそしてすでにわたしを追い越している
世の中の全はまたそれらを追い越し
超越している
川の虫の声が聞こえる
そのうちに川のせせらぎが
そうして川の水玉の一個体が
どこにながれるかをそうぞうし
海にたどり着く
海はしかしはじめからあり
海は深く考えていたのだった
人間は川も海も知らない
それをしるすべもない
ただはかりしれない恩恵というものや
知恵をたどって知性をはぐくむのだ
にんげんはばかではない
天片井ゑひ
天のある限り
従いましょう
あんたがたではなく
このわたしが
今普通にできているということは
別段に見上げることもない
日常とは斯くして(そのようにして)日常なのである
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