毎日がまるで明日を迎える準備で
毎日が浪費と日常の感覚
明日にでも宝くじが当たればいいのに
いまいちそんな準備だけはできないが
最高の幸運は手の先にあった
最高のものは胸の中にあった
空に感謝し海に祈り天にひれ伏し地に抱かれて
何にも求めなければ
何にも苦しくはない
何も求めることがなければ
何にも思い煩うことはない
大樹が千年の時をいきて
それを千年と気づくだろうか
きっと虫が樹液をなめたり
小鳥が枝に止まっていても
千年の記録について思いとどまることはない
何も求めなければ
何も苦しくはない
足枷の鎖を自らの足にしばりつけ
そうして決して届かない空に手をのばす
何も求めなければ
何も苦しくはない
不思議な話
時間は線のように向こうからこちらへ
向かってくる直線んのようでありますが
いつでも私たちはカニ歩き
カニ歩きのまま少しずつ
周囲が変化してしわが増えている
変わらないのは千年樹
地上のカニが木を上って身を落とす
まるで不思議な秘密でも
狙っている企みではあるまいな
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