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2019年01月18日05:00

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暗い路地のベトナム料理店

11日の夕方トービーは旅立った。
約3年前になくなったお向かいのジューンさんから受け継いだ小柄な雄猫。
舌の根本の腫瘍が大きくなって舌が使えず、注射器で流動食を食べさせていたが、それも喉を通らなくなった。液体も拒否する。
でも食欲はある。
獣医が一応腫瘍を取ってみましょうか、というのでお願いしたがやはりダメだった。
なので安楽死ということになった。
今頃ジューンさんに抱っこされ痛みから解放され、食べたいだけ食べているんだろう。
そう祈っている。

昨晩は暗い夜道を彷徨った。
いや、夢ではなく友達にご馳走してあげるつもりで誘ったのだ。
友達はちょっとした手術をしたので、回復祝い。
その友達が選んだベトナム料理屋を探していたのだ。
マップでは通りに面していなかったのでどこか小道を入った奥まったところのようだった。
片側は公園、そして反対側は駐車場とアパート。
入っていけそうな小道がない。
彷徨った挙句ちょうど通りかかった人に訊いてみた。
太った人でごま塩の白髪を首の位置でポニーテールにまとめた、女性か男性かわからないような人だった。
その人は微笑んでスマホを出して調べてくれた。
やはり住所は間違っていない。

この通りは今通ってきたんですけどないんですよね。

その人はあちこち調べてくれたが、結局わからなかった。
お礼を述べて別れたが、あの人女だったんだろうか、男だったんだろうかと変な疑問に囚われた。
体型からも声からも決めかねる感じだった。
ま、そんなことどうでもいいや。

駅に戻った。どうしよう。
携帯がないので連絡もできない。
この頃は公衆電話もないので、こんな時不便。
酒屋が目についた。
そうだ、ここで電話を使わせてもらおう。

もしもし、あのね今どこ?

あ、ちょうど探しているところです。

見つからないでしょう?私も探したけど見つからなかったの。
それで今駅の側の酒屋さんで電話を借りて。

あ、じゃあそっちに戻ります。

ふぅ〜、良かった。
ともかく連絡はついた。

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