mixiユーザー(id:66120937)

2018年12月19日12:37

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鼻からスイカ

まあ、こういう話を詳しく話すのもどうなんだ、という気がするが、

出産の痛みを例えるのに、よく「鼻からスイカを出すくらい痛い」と言われる。

出産の痛みは人それぞれらしいので、そういう感覚の人もいるのだろう。でもわたしには、ピンとこない。一体何の痛みなんだろうと思う。

赤ちゃんが出てくる時の痛みなのかな〜と思うが、わたしのときは、その時は全く痛く無かった。というより、「やっと出せる〜」という思いのほうが強かった。
会陰切開といって、出口をバチーンと切るのだが、それもいつ切られたのか感覚が無かった。

陣痛は痛かった。
でも、わたしはよく腹を壊すのだが、キューッと来て「痛い、痛い」と耐えて、やがてスーッと引いていく、全く同じ感じだった。それに、生理痛の酷い感じと腰痛を足して、割らない感じ。いつもより強いが、知らない痛みではなかった。

わたしは「妊娠高血圧症候群」のため、予定日頃に促進剤で出すことになっていて、2日前くらいから入院していた。
出産の前日、夕方からなんか痛いかなと思っていたが、腹が張っているだけかもなー、と痛みの時間間隔を計りながら様子を見ていた。

夜中の3時頃、やっぱりこれは陣痛だー!とナースコール。最初は余裕があった。夜が明けて夫にメールを送って、到着したときにはだいぶ痛くなっていた。息まないように、ベッドの柵をねじりながら息をふーって吐いて逃していた。
夫がお茶とおにぎりをたくさん買ってきてくれていた。こんなん食えるかー、と思ったが、体力が必要なので食べたほうが良いと言われた。

痛いとき、助産師さんが腰をガシガシさすってくれるのがすごく効いた。力がすばらしい。本当に痛くなくなる。夫のナデナデなんて全然足りない。
呼吸法も効いた。吐くのに集中して長くフーと吐く。

ずっと痛かったのだが、子宮口が開いていないとかで、なかなか産ませてもらえなかった。お腹に勝手に力が入るのだが、息んではいけなくて、それを逃すのが辛かった。
それなのに、「トイレに行ってきたら」と何回も言われた。今行ったら絶対赤ちゃん出ますけど〜!
いつものあれで、痛いのがあまり伝わっていなかったのかも知れない。まだまだ余裕に見えたのかもしれない。

昼ごろになって分娩台にあがる時は、本当に嬉しかった。よーし、やっと思い切り息めるぞー!と思った。
便秘一週間分の特大ウンチを出すつもりで!と言われながらウーンと力を入れた。痛いと言うより、むしろ爽快だった。息むごとに「特大ウンチー!」と言われながら、うちの子は産まれてきた。

人によって出す時痛いと言う人もいるので、みんながわたしと同じ経験ではない。ただ、わたしはこんな感じだったということだ。
それと、妊娠高血圧症候群(昔は妊娠中毒症と言った)のリスクもあり、下手すると命の危険にさらされる場合もあった。
わたしは人工的な処置をすることもなく、自然分娩で何事もなく産めて良かった。事前に入院していたのも結果的には良かった。

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