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2018年12月16日16:45

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【展覧会】フィリップス・コレクション展(三菱一号館美術館)

毎月第2水曜日の17時以降はアフター5女子割、女性の入館料\1,000。私自身がこれを狙って美術館に行っているので文句は言えないが、当然、女性客でごった返している。しかも前日は帰宅が遅くて早く寝ることばかりを考えていたので準備が甘く、チラシも単眼鏡も持ってこなかった。おまけに、出品リストと展示順がバラバラでチェックしにくい。あ〜、ダメだ、真面目に鑑賞する気にならない!というわけで、解説は完全スルー、作品をパッと見たときの直感勝負に出ることにした。
会場を2周して、印象深かった作品は以下の通り。

ラウル・デュフィ「画家のアトリエ」:
今回の展覧会の一番のお気に入り。鋭い直線とパステルカラー、窓の外に見えるパリの街並みとリゾート感のある花柄の壁紙。対照的なものが見事にまとまっていて、本当にオシャレ!

ワシリー・カンディンスキー「連続」:
白い背景の上を動植物を思わせる抽象モチーフが行儀よく並んでいる。かわいらしいし、なんだか楽しそう。絵の前や、ショップのハガキ売り場で「この絵、いいよね!」と言っている人が何人かいて、嬉しかった。

そのほか、ギュスターヴ・クールベ「地中海」、ピエール・ボナール「犬を抱く女」と「開かれた窓」、ポール・ゴーガン「ハム」などもステキだった。


展覧会の絵の並び順にはちゃんと意味があるはずで、説明パネルを一切見ずに会場を回った私が悪いのだが、全体としては脈絡がない感じ。ふわりとしたヴュイヤールと濃いマネが並んでいたり、ゴッホの荒くうねるような作品の次にきめの細かいアングルの作品があったり、平面的なピカソの隣に動きの一瞬をとらえたドガがあるのって、どうなのかなぁ・・・。コレクターのフィリップス氏がどのように絵を並べていたのかが気になった。
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