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2018年12月09日23:04

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【謡曲】望月

タイトルを見て最初に連想したのは平安時代に権勢を誇った藤原道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」だったが、実際は中世の仇討物語だった。
主君が討たれたのちに宿屋の主人になったシテ。彼が営む宿屋にやってきたのは、かつての主君の妻と息子。その後すぐに、偶然にも主君を討った敵が泊まりに来る。ベタなドラマのような展開で、狂言(謡の稽古ではスルーしてしまうけれど)と主君の息子の花若くんがとぼけているのが何となくおかしい(笑)。

謡としてはそれほど難しい曲ではないと思うが、ツレが盲目のふりをしたり、シテが獅子舞を舞ったりするのに技術が要りそうだ。

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