今日の本は「悪ワルガキ童」です。

くもり〜、寒いぞ。
散歩道でジョナのお友だちのお母さんから声をかけられた「元気ですね、うちの黒のラブラドール、足の先が癌になって手術したでしょ、よくなったのに先日とつぜん倒れたんですよ、泡を吹いて。病院に行ったら脳に腫瘍がね、もう14歳、いまさら手術も難しいしね・・。」転移ですかぁ。散歩道のお友だちがいなくなっていく、つまんないねジョナ。
さて、副題「小説　寅次郎の告白」です、寅次郎の生い立ちを本人が語ってるのです。
「・・成績がよくても馬鹿な奴はいくらでもいる。私の同級生に秀才で東大を卒業して偉い官吏になったのがいるがそいつなどは心の冷たい大馬鹿者だ。」(p120)そうだそうだ。
「いつだったか新聞読んでいた博が沖縄のアメリカ軍の基地のことかなんかで怒りだしてね、・・」(p161)ちゃんと博もいいとこに出てくるね。

「悪ワルガキ童」
山田洋次　著
講談社　2018年9月5日発行
定価：本体1300円（税別）