mixiユーザー(id:66120937)

2018年11月14日13:55

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女の子だから

女の子ばかりだったので、うちでは「将来大学に行く」という発想がなかった。高校に入った早々に志望校を書かされて、初めて「えっ大学?行くの?わたしが?」と思ったのだった。
それまで親の考える最高のコースは、高校のうちに公務員試験を受けて、卒業後は親元から通える役所等に通う、というものだった。従姉で短大に入った子がいたが、その子は特別に優秀なのだと思っていた。

大学では県外に行けなかったけれど(受けさせてもらえなかった)、バスで市内に通えるようになったのは良かった。
もし、高校を出て町役場なんかに入っていたら、わたしは今でも家と職場の往復しかしていなかっただろう。
市内に出られなくはないけど、イベント的に気合を入れて計画を立てて、たま〜に出掛けるだけだっただろう。ちょっと行ってくるわ〜、とふらっと出掛けることはなかっただろう。

大学では教職課程を取らなかったのだが、親からすると、では何のために大学に入ったの?という感覚らしい(師範学校?)。いざという時に資格が役に立つというが、そんないざという時があったら困るわ、と思っていた。普段の様子をみて、向いてないのが分からんのかなと思っていた。

就職も県内だったのだけど、途中で県外に転勤できて良かった。やっと実家から出ることができた。
特に何かを目指してはいなかったが、とにかく外に出て、自分の人生を始めたかった。実家にいる間、ずっと同じところで足踏みしているようで苦しかった。
もしそのまま実家にいたら、おそらく嫁にも行けてなかったと思う。わたしはもっと早く家を出るべきだったんだろうな、と思う。

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