今日とある金貸しがいて
隣の住民をひどく虐めたそうなのだ
六月も半ばで
虫がよく歩いていた
東京や横浜の真夏のオフィス街を歩いていると
人はたまに錯覚をすることがある
おれだけだろうか
しかしいろんな錯覚をするのだから
多くの人は錯覚をするのだろう
例えば大阪や沖縄、NYだとどうか
結局は何も変わらないと思う
ある日、突然友人の方に一匹の虫がいた
そうして話すことには
チギチギチギだの
グイグイギだの
わけのわからないことを言い始める
世界は虫に食われてしまった
そうしてそれが時間列やら政治やらあらゆるものを支配していくようだった
わたしは声を失ったった
精神の発狂はどこからでもうまれる
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