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2018年11月09日15:50

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親目線

子どもができて脳が変わったのか、TVなどで小さい子が犠牲になったニュースを見ると、キャーと叫んでしまう。他人事とは思えないのだ。

時々、親が目を離した隙に子供が行方不明になる、というニュースがある。ただただ、早く無事に見つかるようにと願う。親を叩くより、それが先だろうと思う。
その親だって、その少しの不注意をものすごく後悔している。そして、その子が苦しい思いをしていないか、心配している。

親を叩く人が「ちょっと目を離す」をどのくらいのレベルに考えているのか分からない。「放ったらかしている」くらいに思っているのだろうか。

そうではなくて、じっと四六時中凝視していられるか、ということなのだ。横断歩道で車の様子を見ていて目が離れた、とか、弟が暴れるのに対応していて兄から目が離れた、とか普通にあることだ。そんな隙でも子どもはやらかしたりする。小さい子どもがいる人には当たり前のことだが、分からない人には本気で分からないのだと思う。

ドラム式の洗濯機というのがある。何年か前に子どもが閉じ込められた事故があって、それを見ると思い出してしまう。好奇心で中に入って、あっドアが開かない、だんだん空気が薄くなる、苦しい、助けて、、みたいなのをリアルに想像してしまって、そんなの絶対に買えない…。

全然話が変わるが、わたしが子どものころの知り合いで、高校生で亡くなった子がふたりいる。
話を聞いたとき最初びっくりはしたけど、それでショックを受けてトラウマになったりは、特にない。わたしが特別に薄情なのかも知れないが、引っ越しで別れて会わないのとそう変わりない。その子にとっては世界が終わるようなことなのに。
別れて十年近く経っているし、そんなに大親友だった訳でもない。でもその頃は塾に一緒に行ったり、学校から帰ったりはしていたのだ。
その時に聞いた風貌が、わたしの知っているものとかけ離れているのはある。あの、ほっそりして人懐っこい子が、「太っていていじめられていた」とか。落ち着いて物静かだった子が、幼すぎたりとか。本当に本人なのかな、と腑に落ちない。

ただ、彼らの親の目線で考えてみたら、自分の子どもが、やっと高校生までなんとか育ってくれたのに亡くなってしまうなんて、やりきれない。と思えることに気がついた。
赤ちゃんの頃なんて、目を離したら息が止まってしまわないか心配で、気が休まらなかった。今でもわたしは、自分の子どもが寝ている時に、息をしているかどうか確認することがある。

親目線だとそうなんだけど、同年代の子としてみると、やっぱり薄情な感じでしか見られない。なんか親のフィルターってすごいんだなと思う。なんでそうなるのか、自分でも不思議に思う。
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