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2018年10月25日05:39

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2年間ちょっと

本を読まなくなって2年間ちょっと。
英語の本は読む気にならない。
日本語の本が高額で入手しづらいことも原因だけど、2年前にはそろそろ新しいメガネを必要としていたが、これも高いのでスーパーなどの安物で我慢していた。
なのでベッドでの読書が難しく、代わりにYouTubeをみていたら、これが読書よりも安易ではまってしまった。
その後新しくメガネを購入したにも関わらず、読書の代わりにYouTubeを睡眠薬がわりに見る習慣からは逃れられなかった。

内心焦っていたところに、日本の親切な友人から本が8冊届いた。
文庫本とはいえこんな重いものを、と感動し早速読み始めたのだが、、、、

送られた本の4冊は友人が愛読しているという米原万里の本。
なので早速読み始めたが、だんだん不安感と自己嫌悪に襲われ始めた。
知的で博識な著者の体験談を面白く軽快に書いてある。
なのに何故、こんな気分に襲われるのだろうと思いながら読書をついに中断。
そして考えた。
何故こんな不安な気分になってしまうのだろうかと。
内容は面白いのに。
原因は著者が現役の通訳であること、これだ。
それも国際会議など、政治家相手のバリバリのロシア語の同時通訳さん。
憚りながら私も英語の同時通訳をやっていた。
美容専門。
これがいけない。
原因は著者が通訳だったからではない、私が通訳だったからだ。
同じ通訳でも雲泥の差がある。
これ、これこれこれ!
だんだん自己嫌悪になる。

それに私は大して英語も話せないし、知らない単語の方が多いくらい。
通訳ができたのはカット技術を理解していたからだった。
なのにこの立派な通訳さんと、ついつい比べてしまったのがいけなかったのだ。
比べるのが間違いだった。
こんないろんな知識も身につかなかったし、本も書けない情けない自分等と考えるのがおかしいと、ケツまくってしまった。
すると気持ちが楽になった。

気持ちが楽になると内容がすんなり入ってくる。
「通訳不可能な駄洒落でスピーカーの言語を理解する聴衆の一部が笑い転げていたら、別なジョークをでっちあげて残りの聴衆も笑わせてあげるのも通訳の腕次第。それに聞き落としたフレーズを何とか取り繕うのは想像力と創造力のたまもの。」
そうそう、全くそうなのだ。
おまけに英語ができないのに通訳をしていた私は、ある意味大変想像力と創造力豊かな通訳だったのかもと今度は自信までついて来た。

何だか楽しんで読めそうになって来た。

さあ続きを読もう。



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