いちばん初めは、「ギター」そのもの、に憧れた。中二・・・の頃だったか。
ありがたいことに お願いしたら快く、買い与えて頂いて(父よ、母よ、祖母よ、ありがとうございます)、
当分は眺めていた。
でも当然ながら、弾けるようになりたい・・・と思って、
教則本を買って、「コード」を覚えた。
コードを5,6個覚えれば、「歌本」みたいなのを見ながらたいていの曲(フォークソングや、歌謡曲)は
ギターの伴奏をしながら歌うことが出来た。
ここで「ギター」と「歌う」という行為がつながる。
僕はいつの間にか、「歌う」ことも好きになっていた。
そして自分の言葉をコードに乗せて、メロディを紡ぎだす。
・・・・・・・・・・・「自作曲」だ。
そのあと、その「ギター(が弾けること)」がきっかけで、
遠くから見ていただけの人と友達になることができた。
彼が「歌う」と言うので僕は彼の横でギターを弾くヒトになろう、と思い、
「ギタリスト」になろう、と思い立つ。
僕にとって「歌う」ことと、「ギターを弾く」ことは、ほとんど同義になった。
そのあと高校でランブルフィッシュの前身バンドの立ち上げに関わって、
ギタリストとしての自分に、確信を持った。
それでも、自分の歌は作り続けていた。そんなに沢山ではなかったけれど、
歌詞も曲も、作っていた。時々は佐治が僕の作った歌を歌ってくれたりも、した。
そしてバンドはランブルフィッシュになって
奈良の高校生だった僕達は大阪へ出て、
ランブルフィッシュは大阪のバンドになっていた。
そして多くの人々と出会った。多くの、多くの、忘れ難い人達・・・・・・・。
何年かが過ぎて
ランブルフィッシュが解散してしまった時、
僕は、関西で活動している他のロックバンドに加入しようかな・・・とも思った。入りたいようなバンドも実は、あった。
でも自分の歌は作っていたし、
思い切って自分が歌うバンドを立ち上げることにした。
そういえば・・・解散に際して佐治は僕に「オマエはオマエの歌を歌え」と言っていた。
そして1992年に結成した「風の歌」というバンド。
なかなかいいメンバーが揃ったバンドだった。しかし、試行錯誤の連続だった。
「風の歌」は、僕のバイク大事故とかもあって、2年弱で無くなってしまうのだけれど、
その後の「ばるぼら」結成の礎・・・・みたいになった。
「ばるぼら」で僕はあっさり、「ギタリスト」に戻る。
しかし「ばるぼら」の6年間で、僕の出す奇天烈なアイディアを受け入れてもらって、
自由に滅茶苦茶なギターを弾かせてもらえたことは、本当に良かった。とても幸せだった。
そして「ばるぼら」解散後はもう迷いなく、
自分の歌を歌うことに専念している。
「ギタリスト」をずっと やりながら、それでも自分の歌を作り続けていて良かった、と思う。
僕の「歌」を、真っ直ぐに受けとめてくれる人も、ちゃんと居てくれる。
ギターを弾くことは心から楽しい。
自分の「歌」を歌うことは(心理的な)痛みを伴うが、それも含めて・・・やはり心からの喜びである。
最新の新曲、「逢魔」の リ・アレンジ(アレンジやり直し、の意)がこないだのスタジオでやっと、完成した。
一曲にこんなに時間かけたのは初めてかも。一年以上かかっている。すごく、やりがいがあった。
だから(って言うか何と言うか)、聴いて欲しい。すごく気に入ってる歌だから。
他の歌も全部、心から気に入ってる歌だ。
次のライヴは
2018年11月17日、土曜日
天満 PARA-DICEにて。
対バンは
SMITHMISS/怪我童子/樋口友美/コッコア/清水コウタ
5:30 OPEN
6:00 START
チャージ ¥1200
出順は未定。決定したらまたこのブログに載せます。
ROCA'66の今年のライヴは、この11月のPARA-DICEで打ち止め、の予定。
だから
万難を排して
来て下さい。
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