人の話を聞くだけでも、この世は悩みごとが尽きないものだと感じています。
90過ぎても腰が痛い、脚が痛いと悩みがあるものです。
悩みがないのは、認知が入ったお年寄りではと感じてなりません。
しかし、その方でさえトイレが分からない、帰る部屋が分からないと徘徊する。
人生はやはり修業の場なのだと感じますね。
「人生、冷に耐え、
苦に耐え、煩(はん)
に耐え、閑(かん)に
耐え、もって大事為(
な)すべし」
曾国藩(そうこくはん)蒋介石が尊敬していた政治家の言葉です。
「冷」は冷遇に耐える。
「苦」は苦労に耐える。
「煩」はいろいろ煩雑なことに耐える。
「閑」は左遷されたり、窓際に異動されたり
する逆境に耐える。
そういうことが大事だという意味です。
私が営業時代に書き留めた古いメモからのものです。
皆様の役になればと紹介しました。
さて、臨済宗の祖と言われる、白隠禅師は幼いころにお寺で聞いた地獄の恐ろしさに取りつかれ、仏門に入ったと言います。
地獄こそ仏教の悟りに導いてくれたと述べています。
「南無地獄大菩薩」
という言葉をよく書いたといいます。
地獄のような困難や、苦しい事が人を成長させるものです。
今、困難や難題にぶつかっているあなた!
感謝しましょう。
それは、あなたにとって成長になる試練なのですから。
「南無地獄大菩薩」と
念じましょう。
私のメモにはそのあとがありました。
「芸術は日々の生活の
ほこりを洗い流して
くれる」
(ピカソ)
「ものを言わざれば
腹ふくるる
わざなり」
(徒然草)
ものを言わないと、欲求不満になってストレスがたまっていく。
耐えるだけでなく、
気分転換に芸術に親しんだり、
仲間と愚痴をのべたりしなさいよ。
と付け足してありました。(笑)
こんな古いメモですが、悩みの尽きない人生の役にたてばありがたく思います。
皆様にとって、今日もいいことが
ありますように。
合掌
ログインしてコメントを確認・投稿する