う〜ん、わからん

青空が眩しい。
今日も暑くなりそう。
階下に降りていくとまずは玄関の鍵を開ける。
その後居間のパティオ側のフレンチウインドー（両開きのドア）をいっぱいに開く。
いつも鍵はフレンチウインドーに差し込んだまま。

キッチンに戻り猫たちの餌。
お茶を入れる。
居間でお茶を飲みながら目を覚ます。
あ、そうだ、今日は注文した眼鏡を受け取りに行かなければ。
涼しいうちに行こう。

すっかり目が覚めて頭もスッキリ。
出かける準備。
バスで２０分ばかりのその地区には市場が出ている。
野菜や果物などスーパーの４分の一くらいの値段で買える。
のでリュックで行こう。
２週間前に行った時はどでかい楕円形のスイカを２ポンド（約三百円）で買えた。
今回もあるかもしれない。

さて準備ができたぞ。
孫たちはまだ起きだしていないからキッチンとパティオ側のドアに鍵かけてと。
あれ？
パティオのフレンチウインドーの鍵がない。
鍵入れのポットにもない。
テーブルの上でもない。
鍵かけなければ出かけられない。
棚にもどこにもない。
時間ばかりが過ぎていく。
鍵、鍵、鍵！
消えてしまった。
ともかくメガネは受け取りたい。
今使っているものは限界、字がよく見えない。

よし、鍵かけないで行こう、メガネが欲しい。
内ポケットのあるGAPのベストを着た。
右ポケットには財布、左ポケットには携帯と玄関の鍵。
手を入れて確かめる。
玄関の鍵、、、、以外に触れるものがある。

な、なんだ、フレンチウインドーの鍵じゃないか！
なんでこんなとこに？
誰よこんなイタズラするの、ポルターガイスト？

ただの耄碌、、、、じゃ、、、ないよな、、、