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2018年07月17日23:35

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幼稚園のころ

引越しの関係で、二年保育の年長から入園したのだが、大変だった。
教室にいつ入ったらいいかわからない、入ったらどこにいたらいいかわからない。くつ箱のところで立っていると、先生やクラスの子がやってきて「靴がぬげないの?」「靴箱がわからないの?」と世話を焼かれて、仕方なく入る、という毎日。そういうことじゃねーよ、と思いながら。
さいしょは靴箱の前だったが、そのうち門のまえで立つようになった。毎日しんどかった。
教室に入っても、居場所がない。仕方がないから隅っこで絵ばかり描いていた。
他の子にはすぐ分かる指示が私にはすぐに分からない。えっ?と思っているうちに、周りはもう動いている。いつも遅れをとる。
みんなで何か制作するとき台無しにできないので、参加できずにまわりでみていた。郵便屋さんごっこをやるときに手紙をかく友達がいなかった。
だいたい、何もほぼ参加していなかった。
あと、なぜかいつも腕をつねってくる女の子がいた。「どうしてくれるん」と言いながら。意味がわからない。腕にあざができた。母には「そういう時には泣けばいいんじゃが」と言われた(普段泣き虫だったので)が、訳の分からないことには泣けない。
3月に引越しが決まって、それを先生がみんなの前で伝えたら、歓声があがった。そこまで嫌われていると思わなかったので、少し驚いた。でも「おばあちゃんちが岡山にあるから会えるかもしれん」と繰返し言っていた子が一人いた。
それから3月はほとんど休んで、卒園式だけ戻って参加した。「なんでおるん」と言われた。 
幼稚園に入る前はすごく楽しみにしていたのに、残念だった。住んでいた家や、近所の人は、とても良かったのだけど。 

ちなみに小学校に入ったときは、そういう引っかかりはなくて、すんなり教室に入れた。誰も褒めてくれなかったが。
自分の靴置き場、自分の教室、自分の座席がちゃんとあったのが良かったのだろう。
幼稚園にも、はっきりした「居場所」は必要なんじゃないかと思う。ふわっとした自由が苦手な子は絶対にいる。
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