高校生の時に、同級生とバンドを組んだ。
バンド、という接点がもし・・なければ、彼らと関わることはなかったであろう。
彼らは不良ぶっていたし、僕はその手のことには関心がなかった。
それはともかく。
そのバンドは高校卒業しても、存続した。
ランブルフィッシュという名前のバンド。
僕は高校を出たら東京に行くつもりだったのだが(高校は奈良だった)、
ランブルのヴォーカルの佐治が、「大阪で一緒にバンドやろうぜ」といって僕を引き止めた。
それで大阪に出て・・・・・さらっと書けないくらい色々なことがあって、
いつの間にか、「バンド活動を中心にして生活する」ということになった。
ライヴで休みにくかったらバイトなんかホイホイ変わる。とにかく、バンドを第一にした。
メジャーデビューが第一目標だったワケではない。とにかく「バンドやる」ことが第一だった。
その頃、
佐治が大阪芸大に通っていたので、僕も時々、芸大に出入りした。
アワタエイゾウに出会ったのはその頃だった。
芸大のヤツラは何だか浮世離れしてて可笑しくて、好きだった。
ボケロウも、そんな中にいた。
ランブルフィッシュはいつしか、解散してしまったが、
バンドやりながら生活する、というやり方が染み付いてしまったので、
その後もずっと、そんな風にして暮らしている。
こんな暮らしがこんなに長続きするなんて、あの頃は想像出来なかった。
いつの間にか、
ランブルフィッシュの不良ぶってた仲間に俺を引き入れた岩佐も、
そのランブルフィッシュの中心人物だった佐治も、
あのころ大阪芸大で必死に歌っていたアワちゃんも、
みんな鬼籍に入ってしまった。
そして僕は「ばるぼら」というバンドを経て、
今でもバンドを続けている。ランブルフィッシュ でも ばるぼら でもずっとギタリストだったのだが
その後結局、自分で歌うようになった。バンドの名前は「ROCA'66」という。
言うまでもないが、楽曲は全部、自分で作詞作曲している。編曲(アレンジ)はバンド全員でしている。
メンバーは4人。
僕と、ギターの赤井と、ベースの伊藤と、ドラムスの飛澤。
頼もしいメンバー。
明日、6月24日は 大阪の十三・クラブ・ウォーターで
毎年やっているアワタエイゾウの追悼ライヴに、
ROCA'66で、出演する。
佐治や、岩佐の追悼・・・も合わせて、っていうような、そんな気持ちで
演らせてもらおう、と思っている。
もしかしたら、僕が過去に在籍したバンドの楽曲も、演るかもしれない。
明日のウォーターは、あの頃の、大阪芸大周辺のバンドたち、
つまりあの「浮世場離れしたヤツラ」の30年後が、続々集合する。
ノーチャージ、つまり無料なので、
ぜひ覗きに来て下さい。
数多くのバンドが出るけど、俺達もちゃんと5曲くらい演るから。
昼2時半オープン、3時スタート。
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