mixiユーザー(id:4941862)

2018年06月16日23:53

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映画「モリーズ・ゲーム」☆

2018年6月10日(劇場鑑賞)

才能のある女性が不運に見舞われどん底へ落とされる、そこからの再起を図る姿に共感できるかどうかでこの映画の印象が変わると思いました。

物語は、主人公モリーズの賭博の胴元としての波乱万丈な人生(といっても30年分位)を、裁判を通して追体験するという話です。

主人公モリーの30年分の人生で、何度もどん底に落とされそこから復活するという話を、スキー、ポーカー、カジノ経営の技術的な部分の分かりやすい説明と、濃密な会話劇で描いた監督アーロン・ソーキンの手腕にまずは脱帽です。
自伝なのでほぼ事実と思いますが、以下箇条書きで起きた出来事を時系列順に列挙。
・子供の頃からスキーのオリンピック選手を目指すが、12歳の頃大怪我して医者から諦めるよう言われる。
・ところが、不屈の闘志で復帰し大学時代にオリンピック予選に出るレベルまで成長する。
・オリンピック予選で松の枝に引っ掛かり怪我をして予選も失格となる。
・法律家を目指すもお金を稼ぐためにバイトしたハリウッドのバーで出会った不動産屋の秘書をする。
・不動産屋の如何わしい副業である非合法カジノの手伝いをする。
・手腕を発揮しカジノは繁盛するも、妬みからクビになる。
・ところが、予期していたためカジノ経営を始め大成功する。
・客のうち一人が、イカサマをしていることを指摘するも客に逃げられ一度は廃業。
・NYで再起を図り、再び大成功する。
・上客の確保を優先するあまり、ロシアマフィアと繋がりを持ち、ロシアマフィア壊滅に伴い関係者として違法賭博経営者として逮捕。
・ロシアマフィアとの繋がりを暴きたい警察に再逮捕されるところからこの映画は始まる。

ドラックを常用し、ほとんど眠らずにカジノ経営をしているモリーを熱演したジェシカ・チャステインは凄かったです。
しかも、彼女は警察と対立せずに穏便に解決する手段を持っているのに、使わずに有罪を望むという義侠心に満ちた選択をします。
「なぜ客を守ろうとするのか、守る価値の無い客だろうに。」と問いただされた彼女の回答、「多くの人が破滅することになる。」は言葉そのままに主人公の優しさと受け取って良いのか判断に迷いました。※暗殺を恐れていたのかなって思ったりしてごめんなさい。

しかし、最後の200万ドルの課税と20万ドルの罰金を科せられたとのナレーションに、そんな気持ちも吹っ飛びました。
つまり、彼女はただ成功を追い求めるだけでなく、人間的にも高潔な精神を持っていると自己犠牲により証明されました。

まあ、私の好みから言えばもっと派手な違法カジノ経営をしている方が好きですが、良心的な経営方針により長続きしたと思えば、彼女のやり方は正しかったと考えます。

賭博をしたことが無い人に言われても説得力ないですが、非合法カジノ経営を志す人にはお勧めの作品です。


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