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2018年06月09日18:00

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ドラマ・西郷どんから考えた現代日本の愛縁

  NHK歴史ドラマ「西郷どん」。若い時に奄美大島に流され、島の娘の愛かなといつの間にか、愛し合うようなり、結婚し、子供が二人になる所で西郷は薩摩に帰るわけだが、では、現代風に会社の転勤で奄美大島に勤務した、タイムスリップした若い時の西郷が同様にタイムスリップした娘とそうなるだろうか?と僕は考えたわけだ。無論、西郷たちが育った薩摩と今の日本は大きく違うので、現代に育てば全く違った発想の人になるわけだが、それを置いておいて、考えてみた。


  まず、娘に巫女なる人が「夫となる人が海の向こうから来る」と予言する。その後も巫女は娘に常にアドバイスする。二人が結び付いた理由の一つも、巫女の助力だったが、現代では奄美大島でもそのような存在の人はいないだろう。その愛は巫女なしでかなうのか。それから、他にも多くの島民の助けで二人は結ばれる。西郷自身も島の共同体に溶け込み、一緒に働く場面もある。まさに、共同体の力で結ばれたようなものである。見ていて、僕はそう思った。しかし、現代は、仮にその島の会社で働いても、昔の島の共同体とは大違いである。仮に、タイムスリップした二人が現代の奄美大島で出会っても、好感は感じ合っても、御縁は難しいのではないか。社会背景が違うから。

  とは言え、僕は何も昔が良かったと言うわけでもない。当時は身分格差があったし、薩摩藩が島民を搾取していた。琉球王国全部を搾取したわけである。ほとんどの国々が大家族制で、婚姻の自由はなく、又、特に女性は身分が低かった。ひどいものだったと思う。それを踏まえて、なおかつ、共同体・社会性の大切さも見えてくる。個人と個人だけの付き合いでは、社会性に乏しいから、いくら相性が良い者同士でも、なかなか御縁にはならないわけである。確かに、今はそのように、付き合っても結婚には至らないカップルも増えているし。男女に限らず、一対一では話題にも乏しくなるから、付き合いも続かないわけである。以上のタイムスリップした二人だが、せいぜい現代人の西郷が奄美大島の搾取などの歴史と文化に関心を持ち、娘に話していき、歴史によって結ばれるような筋書きが考えられるが、それ以外は好感止まりかもしれない。結婚も一種の社会問題だから。

   そう言えば、例のS園は確かに麻薬などのおかしい事が多かったが、反面、最初から理想的な愛の共同体を目指して奮闘もしてきた。多くのサポーターがそこを訪れたが、その理由は一人一人違うにしろ、僕含む、かなりのサポーターが共同体・社会性・助け合いの心を求めてそこに行き、その後もそれらを生活の場で実践しようとするのが目的だったことに今の僕は気が付いている。又、僕の付き合った3人の園生は結婚志向が強かったが、果たされなかったものの、「愛の共同体」をものすごく深めれば、そのような状況も可能になったかもしれない。一方、僕の周囲には、そのような共同体はないが、それでも、僕の話すS園の事に多くの人たちが注目してくれている。自然と僕に友人が増え、意思疎通も活発化。愛の共同体の種である事に気が付いたし、僕もS園からそのような種を頂いたわけだ。素晴らしいし、僕の人生も上向いている事が判る。その果ての一つが僕の御縁かもしれない。僕ができる唯一の話もS園の事だから。行って良かったわけです。

  最後に、地球自体が一つの共同体となると良いと思います。個人主義は狭くて、正しくない気がします。

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