2009年 米
未知との遭遇かと思ったらディザスター・ムービーで、本質的には宗教映画だった。
謎の数列を手にした天文学者が、その数字は大災害の日付と犠牲者数だと気づく。これから起こる災害はあと三つ。その三つ目は大規模太陽フレアの直撃で人類が滅ぶという物だった。そんな怒りの日にあって、数列を残した女性の孫娘と彼の息子が選ばれてあちらの世界に渡る。そして人類は滅ぶ、ベートーベンの7番2楽章の葬送曲に送られて従容と。
選民ですね。選んだのは宇宙人?いいえ神の代理です。彼らの乗り物は宇宙船ではなくて箱舟。行先はカナーンの沃野。実際問題、雌雄一組では遺伝的多様性に欠けその種は長くは続かないだろう。文化も文明も全て作り直し。でもそれは宗教だから問題にならない。久しぶりに真顔でおかしなことを説く映画を見た。
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