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2018年05月17日01:07

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噛み締める話

アメリカの大学での話より。

若い女性が教授に

「先生、これこれの本お読みになりましたか?」

教授が

「まだ読んでいません」
と答えました。

「まあ、早くお読み遊ばせ。

出てからもう三ヶ月にもなりますよ」

教授は

「あなたはダンテの神曲をお読みになりましたか?」

顔を横にふる女性をじっと見て、

「早くお読みなさい。

出てから何百年にもなりましたよ」

といいました。

本の選び方の難しさを示した話です。

新刊だから正しいとは限りません。

古典に真実もあるからです。


また、何でもかんでも沢山、本を読む事が正しいとは限りません。

と良寛さまが述べています。

『たとえ恒沙(ごうし

ゃ)の書を読むとも、

一句を持(じ)するに

如(し)かず』

と述べています。

「恒沙」とはインドのガンジス河の川砂のこと。

数えきれないことを

恒沙といいます。

「一句を持するに如かず」は


沢山の書を読むのも良いが、

一書の中の一句を噛み

締め、考え、実践する

ことはさらに大切であ

ると述べています。

心を打つ一句を持ち続

けることがより大切と

述べているのです。


大学教授が女子学生に

、説いたのはまさに

このことだと思います。

新刊だって、1年過ぎれば古書になるのですから。

特に人間形成を学ぶ私には、古典がとても役立ちます。

心に響く言葉を見つけた喜びは、


コロンブスの大陸発見みたく、感動に酔いしれます。


何千何百年前の書から

発見する一句なのです。


これも出会いと

導きの



おかげと


感謝しています。


やさしい言葉は

たとえ簡単な言葉でも

ずっとずっと


心にこだまする。

(マザー・テレサ)


言葉とは難しいことを


やさしく説いて



深い感銘と



気づきになり


いつまでも心に残る

ものである。


合掌


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