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2018年05月12日23:09

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【バレエ】白鳥の湖(新国立劇場)

新国立劇場で一度見ているプロダクション。以前見たときは1階中央の席で主役ダンサーがよく見えた分、群舞に目がいかなかった。白鳥はやはり群舞を見なければ、ということで今回は2階席で舞台を見下ろしながら鑑賞。
「白鳥」といえば第2幕の白鳥たちと第3幕の黒鳥がもっとも有名な見どころだろうか。第2幕は暗い舞台に真っ白なチュチュが映えて、それだけで幻想的。ゆっくりした動きはポーズを長く維持しなければならないので、速い踊りよりも大変そう。手の高さや角度、足の位置や向きなど、ダンサー1人ずつの感覚の違いや体の癖をふまえて調整していくのが難しそうだ。腕をしなやかに上下に羽ばたかせつつ爪先立ちで、仲間と動きをそろえていくなんて・・・考えただけで倒れそう(笑)。
第3幕は静謐な第2幕とは対照的でキレのある踊りが続く。オディールの驚異の32回転に続くジークフリート王子の回転技も華やかで素晴らしかった。
ストーリー的には、「オデットとオディールを間違えるのか、王子!」と言いたいし、そんな王子が最後にロートバルトに勝てるとも思えないのだけれど、完璧なほどに美しくて悲しいのではなく、多少突っ込みどころがあるほうが作品としては魅力的かもしれない。



振付:マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ
演出・改訂振付:牧 阿佐美
指揮:アレクセイ・バクラン
オデット/オディール:小野絢子
ジークフリード王子:福岡雄大
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