短刀取り　胸突き入身一教

　受け
正しく 突きます
突いた後に体勢が崩れない、次の動作に滑らかに移行できる状態であることを指します
大体、刃先が取りの腹を突き破る程度の踏み込みです
仮に一撃必殺、力づくで突いてみれば解ります
必ず体勢が流れます
こうなれば、技以前に当身で十分です
　取り（左半身）
徒手なら反対転換となりますが、右足を少し前に出ます
刃先をかわすことが出来れば良い程度です　大きく動く必要はありません
90度左横を見ます　顔を上げておくように
右手を受けの右手付近に置きます（のせる等持とうとしないこと、吸い付きます）
右肘が体側に付いた状態で上半身を右へ向けます
刃先が自分の正面に対して、右肘を中心に9時から3時程度へ動いてゆきます
後は左手を添えれば一教になります

相手の全体を観る　相手の氣が動き出すのを感じて自身が動き出している ぐらいです
相手の手元を見ない　腰が引けます
相手の初動を予測しない　自身の初動が遅れます
上記二点は焦りを生みますので気をつけてください


　胸突き入り身四方投げ
短刀のかわし方は上記と同じです
受けの右手を両手で包み込みます
両肘を支点に両手が下がります（下げる とは違います）
腰を捻って四方投げ
この辺りは前回までの分の説明で十分だと思います

　正面打ち一教
飛び出すタイミングを理解するのが主眼
　受けは　斬る　動きをする　　刃先を当てるではありません
相手の気配が動く刹那自分が動き出す　前に出る
大体受けの右腕が真上に伸びきった状態で両手が触れています
　振り下ろされ始めていたら、それなりの圧を感じるはずです
受けが叩く動作なら腕を引く感じになるので、動きを合わせれば転換になるのでは？
とりあえず、両手を添えたら後は好みで入身・転換お好みでどうぞ