誕生祝い

目がさめると外がなんとなく輝いている。
太陽は出ていない。
なに、この光？
あっ、雪？
外を見ると雪が積もっていた。
また降ったんだ。

でもボイラーが壊れて暖房なしだった過日と違って家の中は暖かい。
次女のフラットで誕生日を祝ってもらってから１週間が過ぎた今日は、次女の女友達のナビーが来て得意の料理をしてくれて祝ってくれるという。
ナビーから電話。
３時頃には着くと思うわ、途中スーパーで買い物しますが何か必要なものがあれば言ってね。
と気のつくお嬢さん。
やがて予告通りロンドン北から南の我が家にやって来たナビーは、休憩もしないで準備に取り掛かる。
見ると野菜がたっぷり。

今日はテーブルのセッテイングも私にさせて
とナビー。
それから彼女はガーリックとスパイスを臼で潰したり、鍋をかけたりと忙しい。
彼女は料理しながら片付けていくので、雑然としたキッチンがどんどん整理されていく。

そしてまろやかな匂いが漂ってくる。
誰かがキッチンでことことやっていて私は何もしないでくつろぐ。
これって誰もが夢見る幸せの絵。

できた！
あの香りの良い料理がテーブルに並んでいる。
孫娘とボーイフレンド、ナビーと私で美味しくいただいた。
ナビーが用意してくれた黄色いチューリップが可愛い。


おまけに食後にはプレゼントまで！
ナビー、最高な誕生日をありがとう！