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2018年02月27日20:47

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莉子ちゃんが来てくれた

莉子ちゃんが遊びに来てくれた。

莉子ちゃんは12年前に私が孫娘を連れて里帰りした時、横浜で1週間もお世話になったお家のお嬢さん。
そのお嬢さんも結婚して今では4歳の可愛い娘さんのママ。

そのお家に滞在中、料理上手の莉子ちゃんはいろんな料理をしてくれて、私も孫娘も毎日のご馳走にびっくり仰天したものだ。
当時莉子ちゃんはジャズ歌手だった。
がやがて舞台俳優に転向し舞台で活躍するようになっていた。
そして結婚。

その莉子ちゃんがなぜ今イギリスなのかの話をしてくれた。
観光ではない。
莉子ちゃんは子供の時から学校で悪い子、中学高校では不良というレッテルを貼られていたそうだ。
先生にいつも「何故あなたは違う行動をとるの?」「何故他の子と同じように自然に振る舞えないの?」と注意されていたそうだ。
莉子ちゃんは素直に感じるままに反応していたので先生の言っていることが理解できなかったそうな。
そこで「自然に振る舞うってどういうことですか?」と訊いた。
すると先生はこれが気に入らない。
そして不良だと。
そういえば私が横浜であった時の莉子ちゃんはお行儀が良すぎるくらいのお嬢さんだった。
どこか自分を隠しているようなぎこちなさも感じた。
そうかこんなトラウマがあったんだなー。
その時すでに大人だったけどより年上の世代の大人に対する警戒心があったんだろう。
わかる、わかる。
私も中年の女性に対して警戒心が強かった、信頼できなかったもの。
自分が中年になった時、これで私も信用できない中年女になってしまったと唖然としたものだ。

莉子ちゃんはそんなことから日本の学校教育に不信感を抱いていたそうな。
そこで自分の娘のための学校は慎重に選ぼうと、あちこち訪問してみた。
どこもピンとこなかったそうだ。
ある有名校などは、ハイと手を挙げている生徒の絵が描かれたものを見せて、この生徒は良い生徒か悪い生徒かと生徒たちに質問したそう。
答えは悪い生徒。
何故なら、先生が説明している時だから、そんな時手を挙げるのは悪いことだと。
「ええー、それって洗脳じゃない!」
とびっくりした。
北朝鮮でもあるまいに。

それで莉子ちゃんはイギリスの学校に目をつけたと。
ことはうまく運んである小学校に入学が決まったと。
それで莉子ちゃんもイギリス住まいになるわけだが、今の英国はビザ入手が厳しい。
それでしばらくは莉子ちゃん自身も英会話のコースを取ることでビザを取り、なんとか生活することになりそうだということだった。

偉いなあ、莉子ちゃんは本当の意味での良い教育を求めている。
いやいや、選んだところがイギリスだからというわけではない。
多くの親が進学率とかステータスとかそんなことで学校を決めるらしいのに、莉子ちゃんは子供がのびのび成長できるそんな学校を探しているから、そこが立派だと思った所以。





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