Kalafina＠オーチャードホール

Kalafinaによる恒例のクリスマス・コンサート。
位置付けは「Acoustic Tour」15公演の千秋楽だが、クリスマス・コンサートと言っても差し支えあるまい。

Kalafina
　Wakana、Keiko、Hikaru

櫻田泰啓：ピアノ
今野均ストリングス

01．dolce
02．We Wish You a Merry Christmas *
03．Sapphire
04．sandpiper
05．Magia
06．blaze
07．oblivious
08．Seventh heaven
09．カンタンカタン
10．Lacrimosa
11．From Heaven Above *
12．Deck The Hall (With Boughs Of Holly) *
13．Jingle Bells *
14．花束
15．満天
16．百火撩乱
17．ひかりふる
18．光の旋律
19．into the world
20．Winter Wonderland *
＜Encore＞
21．snow falling
22．Have Yourself A Merry Little Christmas *

　* はクリスマス・ソング

もはやKalafinaのアコースティック・コンサートを聴かずに年を越せない。

ピアノとストリングスだけというバックでは、一切の誤魔化しが効かない。その言い方が悪ければ、曲の構造が露わになる、とでも言おうか。
今日に限って言うなら、必ずしもクオリティは完璧とは言い難い。Keikoは気合が入り過ぎたのか暴走気味だったし、Hikaruは喉の調子が良くなかったのかピッチが安定しなかったし、Wakanaはファルセットの伸びが弱かった。けれども、それがどうした、というくらい彼女たちのパフォーマンスは確信に満ちていた。
抽象的な言い方になってしまうが、有無を言わせぬ迫力があるのだ。
声の力と言うべきか。
たぬ〜が言うには、彼女たちの歌には歌手としての覚悟のようなものが感じられる、のだそうだ。
なるほど、確かに的を射ていると思う。

だからこそ言う、Kalafinaは凄い、と。

多少の瑕やバラつきがあろうとも、KalafinaはCDよりもライヴの方が圧倒的に凄いのだ。

来年は結成10年を迎える。
1月23日(火)には武道館で記念ライヴが開催される(チケット手配済み)。
3月の終わりには初のドキュメンタリー映画が公開されることになっている。