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2017年11月24日10:53

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人生意気に感ず「譲位、光格天皇、天明の飢饉。北との突発事故が怖い。ハンセン病の今」

◇譲位、改元が近づいた。平成31年5月1日が有力と言われる。私は県会議員時代、小渕総理の時、「平成」を経験した。「譲位」とは、生前に天皇が位を譲ることで、江戸時代の光格天皇以来である。光格天皇は日本の歴史、そして皇室の歴史上特筆すべき人物である。
◇先ず在位中、天明の大飢饉が発生(1782〜1787年)、人肉までむさぼるという空前の惨状となった。浅間山の大噴火はこの最中に起きた(1783年)。光格天皇は幕府に申し入れて民衆の救済をはかった。朝廷が幕府に対し政治上の口出しをするのは前代未聞のことであった。幕府もこれに従って動いた。飢饉がいかに深刻であったかということであるが、朝廷が雲の上の存在でなく民衆の救済に心を砕いた例である。
◇トランプ大統領が北朝鮮をテロ国家に再指定したことにより、米朝の緊張は一層高まった。北朝鮮はいわば火薬庫である。人命や平和を尊重しない独裁者が裸の王様として君臨している。一本のマッチが引火して大爆発を起こす危険は大きい。しかし、この火薬庫には核が積まれているのだ。歴史上には偶発的な突発事故が大戦争に発展した例が少なくない。
◇その突発事故を思わせる事件が発生した。13日、北の兵士が南北軍事境界線を越えて南に逃げ込んだ。追跡する北の兵士は境界線を越え、銃弾も境界線を越えて韓国側に到達した。私は「板門店」の緊迫の境界線を現実に見た。日本の役割の重要さを感じる。
◇金正恩とトランプ。両者も異常な指導者に違いない。日本の運命が両者にかかっていると言っても過言ではない。トランプ大統領の下で良識のあるアメリカの政治家や行政官はトランプの姿勢を憂慮しているに違いない。
 安倍首相はトランプと良好な関係と言われる。この関係を最大限生かすことが今求められている日本の立場だと思う。安倍首相は北朝鮮に強い姿勢を示し、トランプと共同歩調をとりながら戦争回避の忠告をすることがベストの選択肢ではないか。安倍首相が歴史的役割を果たせるか否かが今問われている。
◇熊本大学の学生がハンセン病施設のジオラマを作ったことが今朝のニュースで報じられた。私の小説で登場する菊地恵楓園である。
 本妙寺のことも語られた。差別と偏見は人類永遠のテーマである。ハンセン病はほぼ撲滅されたが、この病に対する偏見は消えない。(読者に感謝)

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