久々の平日昼間のコンサート。
調布市文化会館くすのきホールにて、「ウィークデーマチネコンサート おいしいクラシック3〜ベートーヴェンとウィーン風オムレツ〜」と題された企画。
なんでもベートーヴェンは無類の卵好きだったとか。食通でもあったらしい。
川久保賜紀:ヴァイオリン
三浦友理枝:ピアノ
浦久俊彦:ナビゲーター
01.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 『春』 Op.24
02.ベートーヴェン:ピアノのためのロンド ハ長調 Op.51-1
03.ベートーヴェン:ヴァイオリンのためのロマンス ヘ長調 Op.50
04.クライスラー:シンコペーション
05.クライスラー:愛の喜び
06.ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
<アンコール>
07.クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
このデュオは意外にレア。
賜紀ちゃんのヴァイオリンの音色の美しいこと。
ロマンスなんかはほれぼれしちゃうほど。
スプリング・ソナタも清潔感があって、とても心地よい。それでいて底知れぬ深みを感じさせるあたり、やはりタダモノではない。
友理枝ちゃんのピアノも堂に入ったもの。
気心知れた仲間だけあって、阿吽の呼吸でうまくまとめていく。
途中で長めのトークが入る。
厳めしいイメージが先行しているベートーヴェンの意外な面に注目していて興味深い。
食に対してこだわりがあったというのはいいね。ベートーヴェン、意外にいいヤツだったのかも。
平日昼間、楽しいコンサートだった。
こういう企画ものは凄腕の演奏家がマジで演奏してこそおもしろい。
調布は生まれ育ったところ。
言ってみれば故郷のようなものである。
いずれは調布に戻りたいなあ、などと思いつつ、中央線の利便性には抗い難いのであった。
調布駅前のタコ公園が無くなってしまったのは淋しいなあ…。
さて、次は三日後に東京六人組だぞ、と。
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