mixiユーザー(id:12569023)

2017年11月13日09:52

163 view

人生意気に感ず「中国料理が語るもの。北朝鮮の人々は語る」

◇中国料理教室に出た。群馬県中国残留帰国者協会の恒例の行事。多くの日本人が参加し中国人指導で水餃子をつくる。誠に美味で、つい食べ過ぎるほど食べてしまった。
 会場は群馬県社会福祉総合センター。私は協会の顧問として次のように挨拶した。「今、日本の社会は戦争の危機に晒されています。言うまでもなく北朝鮮との関係です。ここで中国の役割が非常に重要ですが、帰国者の皆さんは、日中の絆の役割を果たされています。今日の料理教室も日中交流の上で重要です。美味しい水餃子を深く味わいたいと思います」
 県国保援護の課長、及び県拓友協会の会長が挨拶した。拓友協会の人たちは元満蒙開拓少年義勇軍の隊員である。参加した4人はいずれも89歳〜91歳。帰国者協会の人たちと共に、その面影は満州の歴史を語る。水餃子を食べながら話しに花が咲いた。
 青少年義勇軍は昭和13年に始まった。前年に日中戦争が始まり、徴兵年齢でなかった13・14歳から19歳までの少年たちが満州に向かった。五族共和、王道楽土を信じて渡った先には地獄が待っていた。元義勇軍兵の老人たちは「戦争は嫌だが必ず起きる」と語っていた。戦争を体で知る人たちがこの世から去っていく。戦争を知らない人たちの「戦争は嫌い」の声は弱く聞こえる。その声を踏みつぶすように戦争の足音が近づく。
◇「文芸春秋」の最新号に北朝鮮の人たちの声が載っている。盗聴を恐れながら話す生の声がリアルな北朝鮮の現実を窺わせる。
 先ず驚くのは「戦争が起こった方がいい」という声が多いこと。苦しい生活のため、何か変化を望んでいるらしい。「経済制裁でガソリンが上って生活が苦しい」、「ガソリンが上って3台あった工場のバスは一台に減った」「生活があまりに大変だからなるようになれ、今日にでも戦争が起こったらいいと思っています」こういう国民が多いとすれば恐ろしいことだ。現政権に対する不満も伝わる。金日成、金正日、金正恩と金の世襲が続く。金日成だけは首領様と敬称をつけ正日、正恩は呼び捨てにしている。16歳の高校生に欲しい物はと聞くと「携帯電話です。クラスは30人だが5人ほど持っています」。また、55歳の主婦は「アメリカの犬豚野郎ども戦争したってびくともしません」こういう国民と共に戦争の足音が近づいている。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年11月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930