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2017年10月08日01:21

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猫事情 3

我が家に住み始めたゴン太は去勢したせいもあるのか1歩も外に出なくなった。
天気の良い夏の間はパテオでゴロゴロしていた、
たまにゴミを捨てる私を追って表の庭の先の歩道に出るくらい。
夏の間何度か散歩に誘って歩いたが、家の前方の芝生のある場所でしばらく過ごすか、坂道を少し降りてみたりするくらいだった。

お客様と孫娘の足音で外に飛び出し家のそばのどこかに隠れるくらいで、静かになるとすぐに戻ってくるゴン太だった。

野良猫だったから当然トイレは外でやってくれるだろうと思っていたら、これも予想が外れ、外に行かず屋内で済ませようとする。
なので特大のトレイを用意した。
ゴン太専用のトイレットだ。

さて木曜日のほとんどを庭の植木鉢と家の壁との空間で過ごしたゴン太を、夕闇が忍びよる頃そっと抱き上げ、これまたギャオギャオ噛み付こうとするゴン太を家に入れると、すぐさま向きを変え外に出ようとする。

親友のKさんが獣医に教えてもらったことだと話してくれたのは、猫は死期を察すると外の冷たい空気の中で迅速に安らかに死のうとするのだそうな。
Kさんの猫は血液の病気を移されて、最後の方は外に出てどこかに隠れていたとか。
それを毎日必死で探しては家に連れ帰っていたKさん。
猫はKさんに尻を向けてムッとしていたらしい。
それもそうだろう、猫はもう安らかに迅速に死のうとしていたのだから、家に連れ帰られて、食事や水など与えられてもただ迷惑だったに違いない。

その話を聞いていたので、木曜日の夜外に出ようとするゴン太を再び植木鉢と壁の間に戻してやった。
結構寒い夜なのだが、それでもゴン太が望むならその方が良いのだろう。

明日の朝が怖い。


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