「華美な感じ」は、あまり好きではない。服でも、バイクでも。
「華美」ってつまり、異常にデコラティヴだったり、装飾が必要以上に多かったり、デザイン過剰だったりするもの。
・・・そんなこと言ってオマエの好きなライダーズジャケットなんて派手派手で、「華美」じゃないか。
などと言われたことが過去にあるが、とんでもない誤解だ。ライダーズ、あれは実用の極みなのだ。
派手に見えるのはまぁ・・・・気のせいだ(気のせいか?)。
モノって実用を極めると、簡素で美しいものになる。
例えば、ちゃんとした工具って、とても美しい。ペンチとかスパナとか、ドライヴァーとか。
メガネレンチとかモンキーレンチとか、ハンマーとか。
一般的にオトコって大体みんな、「工具好き」なのだ。
「マイ工具箱」って持ってるよね。え?持ってない?・・・・・・・・・・・・ま、好みは人それぞれだから。
(「マイタコ焼き器」?は・・・・俺は持ってないよ。関西人失格か。)
話を戻して
フリルがついたような服・・・なんてのが「華美」の代表のように思うのだが、
でもしかし、グラムロックは色褪せず、カッコイイ。
「華美」なのに・・っていうか「華美」の極致なのに。あれはオッケイな自分が不思議だ。
ロンドンブーツとかって、馬鹿みたいなのに魅力的だ。あ、そういえば所有すらしている。
でも言いわけ的に言うが、
「実用しか許されない世界」ってのは恐らく、戦中の日本とか、今のノース・コリアみたいな感じだろう。
「華美の許容」というのは文化・・というか文明の開放度合いを測るモノサシなのかもしれない。
バイクの話だが、
時々、高速道路で、思いっきりハンドルを高い位置に上げたハーレーが走っているのを見かける。
あれは「無用の華美」に見える、俺には。
チョッパーっていうセンスは大好きなのだけれど、
ハタから見ていても風圧がキツすぎる。
あまりにも「運転」という実用からかけ離れているのではないか。
だがしかし、
俺のバイクみたいに「荷台をはずしてない」のも、ちと
「実用」に片寄り過ぎているかもしれない。
しかしね、あのバイクでちょっと頑張ったら、50Wのギターアンプくらい、楽々運べるんだぜ。
100Wのフェンダーツインリバーブだって、死ぬ気で頑張れば運べる(←そんな事で死ぬ気にならんでいい)。
自転車だっって(折りたたみ自転車なら)運んだこと、あるのだ。
見た目だってね、レトロで良い・・・・と言えなくもない。
だって古い「メグロ」にも、同じような荷台が付いていたのを写真で見たことあるのだ。
そういうわけで
「実用」と「華美」は相反するようでその実、
・・・・・・・・・・そうでもなかったりして。
いろいろと面白いよね。
ところで今日で梅雨は、明けたらしい。
何だか意外と、短かったような気がするよね。
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