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2017年07月13日18:46

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今日の本は「復興ストレス」です。

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あれっ?梅雨明けまだなの!?もう夏なんだけど・・。
「しんぶん赤旗日曜版7月16日号」ポストおろし完了、40分。
さて、副題「失われゆく被災の言葉」のこの本、なんとなくわかるような気がする。「リスクの見積もりとリスク評価を混同しているように思う。」(p15)ああ、そうか。「科学は、健康リスクがどの程度あるかを推定することはできる。しかし、・・そのリスクが受け入れ可能かどうかを科学的に決めることはできない。」(p148)「扁桃体は危険を発見し、回避するための警報措置としての機能を果たしている。」(p71)「人類は複雑化した社会で・・扁桃体などの機能が退化するどころかむしろ増強されたと考えられる」(p72)「不確実性が高い状況下では、扁桃体は活性化しやすいことがわかっている。」「原発事故後、放射能汚染に不安を感じ続けている人は、「警報装置の感度がいいから不安を感じやすいのだ」と思えばいい。まわりの人の警報措置は、性能が悪いのだ。」 (p81)著者がエピローグで書いている「・・量を減らすことのみを健康リスクの対象としてしまうと、量に還元できない健康リスク要因は排除されてしまう。・・」 (p186)中西準子さんの歯切れのいいリスク評価に違和感を感じていたのはこのことだったんだ、と納得。官製のリスコミがうまくいかないのもこれやな。(中途半端な引用でわけわからんと思うけど・・失礼しました。)

「復興ストレス」
伊藤浩志 著
彩流社 2017年3月11日発行
本体2300円+税

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