そうだ、きっと彼は、「精神生命体」になったのだ。
僕等のいつも抱えて歩いている懊悩とか自己否定とか贅肉とか涙とか痛みとか
二日酔いとかダイエットとか老後とか恋愛とか税金とか家賃とか自賠責保険とか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
彼は、そういう わずらわしいものすべてから、開放されたのだ。
今の彼の居るところは、ジ・アフター・ワールド、言い換えれば、ネクスト・ライフ。
プリンスが「レッツゴークレイジー」のイントロ部で言っている。
我々は死んだ後、次の人生があって、そちらが本物の人生なのだ、と。
戯言だよね・・・・・・・・・・・でも、本当にそうかもしれない、と時々思う。
つまり、この「現世」は、前段階で。
ネクスト・ライフへ移行する前に、どうしても通らねばならない、
言ってみれば「修行ゾーン」。いや、「罰ゲーム」か?
・・・だから、苦しみも多いし、(楽しみも勿論、あるのだが)どちらかというと・・・・痛みや、喪失に溢れている。
周囲との軋轢も多い。
そして、他者の命を奪って・・・喰わねば、誰も生きていけない。
ネクスト・ライフでは違う(多分・・・知らんけど)。
そこでの我々は「精神生命体」であろうから、「痛み」は、ない。
物質がないから、喪失も、ない。失くし物も、忘れ物もない。自賠責保険もない(←しつこい)。
「精神生命体」は、テレパシックに通じ合うから(多分ね)、他者との軋轢も、ない。
ああ、しかしこれって何だか、現実逃避的な妄想だな。
知らないヒトが読んだら俺の事、「このヒトは生き辛くて可哀想だ」とか思うかもしれない。
違う違う、そんなんじゃなくて。
俺は唯、ネクスト・ライフがそんなんだったらいいな、と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とか言いながらその実、
俺が信じてるのは「唯物論」だったりも、する。
唯物論的には、霊魂も、「あの世」も、ない。
この目に見えるもの、手に触れられるものが全てだ。
もちろん、「神」も、いない。
うーん。
でも「彼」が
「精神生命体」みたいにしてどこかに居る、というのは信じてるし、信じたい。
矛盾したこと言ってるけど
大目に見てくれ、
いつものごとく。
ログインしてコメントを確認・投稿する