黒澤明監督映画「用心棒」のリメイクとして、こんなにデキの悪いリメイクは無い。
私の場合、ハリウッドリメイク版「荒野の用心棒」と黒澤監督の「用心棒」の両方を観ていることから、なおさら粗が目立つこと目立つこと。
物語は、町にギャングが2グループ居て抗争、主人公(ブルース・ウィリス)はどちらにもほど良く肩入れして、どっちもぶっ潰してハッピーエンドという用心棒の筋書き通り。
この映画、何が失敗かというと主人公であるB・ウィリスが安っぽいチンピラのようで、とても孤高な男に見えなかった。
その原因のひとつは、彼のダイ・ハードイメージにあり、コルトガバメント撃ちまくる姿がジョン・マクレーンに見える。
実際、前年ダイ・ハード3公開が公開されているし、ダイ・ハードの劇中で何度もカウ・ボーイネタを入れているところからも、やはり西部劇との喰い合わせは良くないと考えます。
この映画唯一の見どころは、まだ髪がたくさんある頃のB・ウィリスを観られるという一点であり、その意味では貴重な作品と言えます。
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