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2017年05月31日21:56

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映画「お嬢さん」☆☆☆


上映時間145分もあっという間で上質なミステリー映画で、かつ濃厚な百合(レズ)ものの映画でした。
物語は三幕に分かれており、第一幕はメイド視点、第二幕は秀子お嬢様視点、第三幕は解決編となっています。

第一幕で驚かせて、第二幕でその裏側を見せ、第三幕でどんでん返しするというエンターテイメントとしての王道を行く構成となっていました。
特にメイド視点だと「無垢なお嬢様」と思われていた秀子お嬢様の歪んだ性癖、正確に言うと、歪まされた性癖については、色々書きたい反面書けば書くほどネタバレになるため、(日本語による)官能小説朗読会とだけ言っておきます。

ちなみに、パンフレットの監督インタビューによると朗読会のシーンは、吹き替えでなく本当に日本語でしゃべっているため、日本人だけが居たたまれない感じになるという韓国人監督の日本市場を狙ったサービス(嘘)となっています。

キム・ミニは略奪愛するだけの肉食系女子のため、配役として素晴らしかった。
実際、このお嬢様による官能小説朗読会が開催されたら高額なチケットを購入する輩が多数出ること間違いないと確信することができるくらいの美貌を持っています。
あと、今回抜擢された新人のキム・テリは、新人らしい初々しさとキム・ミニに勝たない程度の美しさを両立していて良い配役だと思いました。
※映画デビューがこれでいいのかという考えも若干ある。

この映画、濃厚なレズシーンにより18禁ということで大きなスクリーンでは上映しにくいですが、抑圧からの解放をうまく描いているので、その抑圧している元凶を手玉にとって奈落に落とし、月夜に浮かぶ客船と鈴の音で終わるラストに、色々な意味で興奮すること間違いありません。
ただ、個人的には会場がほぼ満員で隣がちょっと若い男と年上マダムだったことから、気まずかったです。

あと、クソ親父が旅に出る際秀子お嬢様に、「地下室の事を片時も忘れるな。」と言う場面がありますが、物語の顛末から逆算すると、「タコに餌やっとけよ。」となるのかなって映画観終わった後考えたのですが、そう考えるとさらに怒りが倍増しました。
※本当は、「お前は俺のものだぞ。」という強迫の一つだと考えます。

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