22日は、象徴的な日だった。イギリス中部バーミンガムでムスリム・テロリストによる自爆テロがあり、8歳の子どもを含む多くの若者が死傷した。
一方の日本では、時差の関係で1日遅れた23日、テロ等準備罪法案がやっと衆院を通過した。民進、共産の野党は反対し、国会の外ではノーテンキな連中が戦前の治安維持法の復活だなどと歪曲デモを展開する。
オウムのサリン事件以後、無差別テロが起こっていないから、はなからテロ対策が不要だと思っている。何という平和ボケか、と思う。
◎若者の死は、親たち、若い兄弟姉妹たちを苦しめる
翻って、バーミンガムの自爆テロ、アメリカの人気アーティストのコンサートだったため、若者たちが満員の会場に詰めかけていた(写真=負傷して病院に運ばれる男性)。この若者たちが、犠牲になった。
若者の死は、二重の意味で悲劇だ。若くして子を失った親たち、若い兄弟姉妹たちは、いつまでも悲しみにくれ、喪失感に苦しむ(写真=行方不明のオリビア・キャンベルさん=15歳、母親が写真を公開し、必死で行方を探している)。中には精神を病む人たちも出る。
22人が亡くなったとすれば、単純にその倍の44人以上が精神の死を被ったのだ。
深く悲しみ、心から哀悼の意を表したい。
◎イスラム教徒たちはなぜテロリストの輩出を傍観するのか
テロ実行犯のサルマン・アベディは、22歳のイギリス生まれの移民2世で、両親はリビアからのムスリム難民だった。またもムスリム・コミュニティーの中から生まれたホーム・グロウン・テロリストが凄惨な犯罪を行ったのだ。これには、同じホーム・グロウン・テロリストの兄と弟も関与していたし、父親もリビアで拘束された。
いつも疑問に思う。
こうしたテロリストを輩出し続けるイスラム教徒たち、モスクの聖職者たちは、どうしてテロリストを非難し、彼らを封じ込めないのか、と。口ではテロを非難しても、本当は心の中では異教徒の死に快哉を叫んでいるのではないか、という疑念をぬぐえない。
◎1000人のテロリスト予備軍を封じ込めよ
イギリスでは1000人レベルの危険なテロリスト予備軍が潜在しているという。治安当局も、監視対象にしても、マンパワーが追いつかず大変だろうが、こうした残酷な犯罪的テロが続けば、法改正をしても予防検束も必要、という声が高くなるだろう。
平和で健全な社会を守るには、それも必要だ。反対する者どもには、殺される犠牲者、その遺族の身になってみろ、と言いたい。
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昨年の今日の日記:「ついに出た! 100年満期国債、ただしアイルランドとベルギーの話:100年後に今の国家があるのか」
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