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2017年05月19日09:49

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人生意気に感ず「太平洋司令官ハリス氏の決意とそのキャリア。トランプとウォーターゲート」

◇アメリカ太平洋軍司令官ハリス氏の17日の講演に注目した。「北海道と同じように尖閣を守る。誰も米国の決意を疑うべきでない」「金正恩は世界の目の前で失敗を恐れない。失敗を重ねる毎に脅威は増している」「感情的な男の手に核とミサイル技術を委ねれば大参事のレシピになる」。
 このような具体的な発言と共に私たちにほっとしたものが伝わるのは、ハリス司令官のキャリアである。ハリスは横須賀生まれで、母は日本人である。日系人では初めての太平洋軍司令官。日本語を交えたジョークが得意だというが、その親日振りには母の影響が強いに違いないと私は楽しい想像を巡らしている。
 ハリス氏は講演の後、自衛隊高官と共に日本最西端の沖縄・与那国駐屯地を視察した。極めて異例なことだという。軽率で民主主義を危うくしかねないトランプ氏の下に堅実なるこのような司令官が太平洋を守る姿にほっとさせられる。
◇トランプ大統領の軽率さを嘆くのは、アメリカが民主主義の本家であり、トランプ氏はその権力を動かす人物であるが故に、その言動は世界にも、私たちの日本にも重大な影響を与えるからである。
 最近のトランプ氏の言動はニクソン元大統領失脚の原因となったウォーターゲート事件と比べられながら動きつつある。アメリカの民主主義が本物か否かが試されつつある。
 トランプ氏は自身の疑惑を調査していたコミ―FBI長官を解任した。米会議は、トランプがコミ―氏と交わした録音テープの提出を求めている。解任は民主主義の根幹たる三権分立、司法権の侵害に関わる。
 ニクソンが関わったウォーターゲート事件は、ニクソン側が対立する民主党本部に盗聴器を仕掛けた事件。ニクソンは司法長官等をクビにし、トカゲの尻尾を切って逃げ切ろうとしたが、ニクソンの関与を証拠づける録音テープが議会に提出され、結局ニクソンは任期途中で辞任することになった。ニクソンは第37代共和党大統領で、内政では黒人解放運動や反戦運動を弾圧し、外交ではベトナムからの撤退、ソ連、中国との関係改善を進めた。その政治姿勢にはトランプと共通性が感じられる。
◇自民党は年内にも党の改憲案をまとめる方針だ。自衛隊の明記、教育無償化、大災害時の緊急事態などが中心に。地方議会もしっかり対応すべきだ。(読者に感謝)

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