アカデミー賞を総なめにした監督のドヤ顔を観賞した気分になれる映画でした。
セッションのディミアン・キャゼル監督は史上最年少(32歳)でアカデミー賞を受賞したすごいヤツです。
セッションの監督だけのことあって、普通に面白い映画ではなかったです。
基本は、冬→春→夏→秋→5年後と四季の移りとともに主人公とヒロインの関係も移っていくという美しい映画でした。
夢追い人の幸せとは何か?成功とはどのような状態を指すのか?
この映画のテーマは、分かりやすいほど分かるけど、呑み込めるかどうかは人それぞれだと感じました。
例えると、夢追いかけている人には苦くて、人生も円熟を迎えるか夢を叶えた人は酔うのではないかなって考えました。
OPの高速道路を本当に止めた長回しミュージカルシーンは圧巻で、しかも物語全体の構成を説明しているところに驚きました。
歌の歌詞が、女優を目指して成功し、元彼はスクリーンで私を見るという内容、そしてミュージカルパートの後に、ヒロインの車を主人公の車が抜き去り視線を交わすというシーンで終わります。
ちなみに、カーラジオから聞こえる「恋に落ちたシェークスピア…」はあざとすぎて酷いと思いました。
監督、アカデミー取りたいかと。。。
主人公とヒロインの実社会での仕事ぶりには最低で、夢を追うのは結構ですが人としては役立たずとしか思えませんでした。
主人公は、レストランの演奏バイトでクリスマスにクリスマスソングを引かずにクビになります。
ヒロインは、カフェの仕事でオーディションがあるから仮病使って逃げていました。
同じ職場にいたら、こいつ使えないな〜辞めないかなって思うこと間違いありません。
この映画でどうしても私のココロに突き刺さったシーンを最後に挙げます。
主人公とヒロインが(ヒロインの)車まで一緒に歩いたあと、ヒロインだけを先に帰して(ヒロインの)車が完全に去った後、元来た道を帰って車に乗るところは愛おしかったです。
あと、ヒロインがあなたもパリに来てと言った後の主人公の台詞、「君はパリで成功するよ、僕もジャズバーで成功する。」は切なかったです。
ラストの台詞は無いけどヒロインと視線を交わすだけなお洒落な終わり方にはシビレました。
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