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2017年02月23日09:42

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人生意気に感ず「安楽死は是か否か。相模原の大量殺人。北朝鮮の末期は」

◇「安楽死は是か否か」。文藝春秋の三月特別号の特集を興味深く読んだ。安楽死は若い時から関心をもっていた問題だった。今、大きく議論されるようになった一つの理由は、超高齢社会の中で多くの人が認知症を抱えながら死と直面するからである。多くの識者が簡単に、賛成か反対かに答えていることに驚く。同時に尊厳死についても聞いているが、安楽死も尊厳死も他人の手を借りる場合に問題になる。手を貸す他人は殺人と紙一重に立たされる。現に殺人罪に問われた医師は少なくない。もし制度化したら、大変なことになるだろう。
◇定義が定まらねば議論にならない。文藝春秋の定義は次のようだ。安楽死は「回復の見込みのない病気の患者が薬物などを服用し死を選択すること」、尊厳死は「患者の意思によって延命治療を行わない、または中止すること」
 より難しい問題を伴うのは安楽死である。前記のように他人が関わらざるを得ないが、その他人は医師であるべきで、「回復の見込み」の判断、手段の妥当性の問題などがある。
 一度制度として許したらどんなことになるか。一人歩きし濫用されるだろう。社会の道義や倫理が乱れ、認知症が進んだ人や障害者がボロキレのように扱われる社会が進んでいる。安楽死を認めることはそのような風潮を助長しかねない。
◇老人福祉の施設で高齢者を投げ捨てた疑いの事件が発生した。また、相模原の施設では多くの人が殺され、容疑者の責任能力が問題となり、最近裁判所の鑑定では完全な責任能力が認められたらしい。裁判の行方を注目したい。
◇北朝鮮の国民は、暗殺事件をどう見ているか。国民に一切知らせないと言われるが、このように高度に機器が発達した時代に国民の目と耳をふさぐことは不可能だ。手段を選ばず国の方針で内外の人間を殺す。このような国に国家としての正当性はない。マレーシアに世界の目が集まっている。マレーシア国内での暗殺行為は主権侵害で、日本国内でなされた拉致と同様である。暗殺された兄の正男(ジョンナム)は弟の正恩よりまともに見える。人間として生きているからに違いない。正男の長男の明るく聡明そうな笑顔がメディアに登場している。暗殺劇は北の末期を速めると思う。その時何が生じるか。備えねばならない。(読者に感謝)

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