mixiユーザー(id:4941862)

2017年02月11日22:48

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映画「アイ・イン・ザ・スカイ〜世界一安全な戦場〜」☆

結論を言っても何にもネタバレにならない映画。
黒人の少女一人犠牲にして、テロリストがテロする前に暗殺することに成功しました。
という公式見解は、黒人のパン売りの少女に焦点を当てることで、問題の矮小化をしているこの映画の姿勢に若干の嫌悪感を抱く。

ラストの政治家と軍人の会話で、政治家が「あなた軍人なのに会議室で戦争なんて良いご身分ね。」と嫌味を言い、軍人が「軍人は戦争における犠牲の意味を知っている。」と返します。
文民統制の本質をよく突いた素晴らしい問答ですが、物語中ずっと責任の擦り付け合いをしていたので、白々しく見えました。

ただ、何度か意見を交わすアメリカの高官が全員、「テロリストを殺すこと優先、テロリストに協力するアメリカ市民は守る必要ない。」と言ったのには笑えました。
なぜなら、他国で軍事行動をするのに「テロリストを殺すのに国境は無い。」と言っているようなもので、アメリカはどこでも攻撃できる世界の警察なのだという傲慢による見解だと感じたからです。

技術の進歩を映画で観れるのは、この映画の見どころです。
無人機による攻撃、ハミングバードと呼ばれる小型の鳥型偵察機、虫型の偵察機など最新のテクノロジーを観ることができます。
あと、イギリスの司令部、イギリス内閣府、現地(ケニア)、ハワイ(情報分析)、アメリカ(ドローン操縦)など世界をメールと電話回線で繋いで指示しながら作戦を実行するという世界観には感心しました。


最後に、巻き添え被害率45%を巡る偽善、お為ごかしにどうでもいいからさっさと攻撃しろと思った自分はそもそもこの映画を観る資格が無いのではないかと考える意味で、良い映画でした。



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