夢ってなんだろう。
自分に問いかける映画を久々に観ました。
脚本家という夢に向かう二人を描いた作品で、ばしゃ馬のように熱心に脚本を書くヒロインと、ビックマウスだけどまともに脚本を書いたことのない主人公を対比しながら、「夢」と向き合う二人を描いています。
この映画の面白いところは、夢を諦める過程を描くという逆転の発想により、夢の良い面悪い面を浮き彫りにするという構造にあります。
ばしゃ馬さんは、監督と聞くとすぐに飛びくようながっついた人で、私生活の全てを脚本に捧げている反面、他人の意見をあまり聞けないしモノの見方も上辺だけで正直向いていないなって思ってしまう人物として描かれています。
ビックマウスは、熱くて楽観的な夢見がちな軽い男で、自分の出目(母親がソープ嬢で小さい頃虐められた)をギャグのようにしゃべったりします。
この二人、性格正反対ですが、お互いに欠けたものを補い成長する過程にグッときます。
特に若干見下していた友達が脚本家として成功しかけた時の嫉妬するところとか、自分のことのように感情移入してしまいました。
特別面白い山場がある映画ではないですが、細部によく練られた脚本と考えられた演出に色々な発見をする映画という印象でした。
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