「えー」というひとことで、我が子は生き延びました。
残念ながら、不条理な死を迎えた子どもが165名おら
れます。
戦争が長かったヨーロッパでは、戦争に行って亡くなっ
た子どものお母さんが亡くなるまで、戦争は終わったこ
とにならないそうです。
神戸は復興した、と、語る方がおられますが、あれ以来
22年。そんなことの「ひとかけら」も思ったことはあ
りません。
子どもさんを亡くした保護者の方の気持ちを思うことも
ありますが、
倒産したり廃業した皆さん、兵庫県外に去らねばならな
かった皆さんの無念さを思うと、「何が復興じゃ」と思
ってしまいます。
さらに「きめ細かく、ひとりひとりを大切に」と、始め
た行政の復興ですが、復興住宅からの追い出し施策など
「おかしいやないか!」と、手を上げたいことは限りあ
りません。
あの震災直後の「お互い様」精神を取り戻す神戸を目指
して、今日は神戸に手を合わせて決意いたします。
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