mixiユーザー(id:28578707)

2016年09月29日01:59

198 view

美しい10月の言葉

早いものですね、もう10月になるのですから。
10月の美しい日本語を紹介します。

「陽月(ようげつ)」

天高く馬肥ゆる秋。
台風一過の青空。
太陽の光も明るく輝いて、陽月という言葉にふさわしい月になります。

しかし、この陽は太陽ではなく、陰陽道の陽のことで10月で陰が終わり、陽が始まるという意味だそうです。

「想紫苑(おもわれしおん)」

10月の誕生色は野に咲く紫苑の明るい紫。

倒れても起き上がる強さという意味があります。

昔、親を亡くした兄弟がいて、兄の方は忘れ草である萱草(かんそう)を、

弟の方は思い草といわれる紫苑をお墓に植えました。

兄は親のことを忘れてしまいました。

弟の方はいつまでも覚えていたということです。


か弱そうに見える花ですが、どんなに強い風が吹き荒れても起き上がる花。

それから、
心には決して忘れない思いを秘め、倒れてもすぐ起き上がるという意味で使われます。

「一葉(いちよう)」

桐の葉のこと。

大きな桐の葉が、はらりと落ちる様子は、
哀れさを伴います。

寂しさの葉っぱといわれています。

人の心の中に、そういった寂しさが幾重にも積み重なっていくように思えます。

「秋茜(あきあかね)」

赤いトンボの総称。

ふるさとの風景をさしています。

「草枕」

昔、旅先で草を枕にしたことから旅を意味する言葉になりました。

草の枕で見る夢は、ふだん忘れているものを、反対に目覚めさせてくれるのでしょう。

「百果の宗(ひゃっかのそう)」

百獣の王はライオン。

百花の王は牡丹。

果物の王は梨。

たっぷりの果汁は、楊貴妃の涙といわれています。

「月見豆(つきみまめ)」

枝豆のこと。

枝豆はまだ熟していない大豆のこと。

熟していない大豆を食べるのは日本独特の風習。

お月見の時に、枝ごと供えたことから枝豆になりました。

まだまだ沢山ありますが、またの日に紹介したいと思います。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する