mixiユーザー(id:26156846)

2016年09月14日11:04

233 view

事故

『・「原状回復」という議論ですが、「原状」をどうとらえるかが重要です。
まず、原発の存在を前提として、
事故を起こす前の状態を「原状」というのならば、それはまずい。
まさしく原発が事故を起こしたのですから、
それを前提とした「原状回復」は考えられない。

では「原状回復」は、原発のない、
かつての過疎地域に戻ることを意味するか。
原発がつくられた地域は、過疎化が進んでいった地域で、
そのまま進めば限界集落になった地域です。

福島原発の周辺は、高度経済成長期に入るまで常磐炭鉱があった地域であり、
国のエネルギー政策のもとで炭鉱がつぶされ、
人々が生活に困り過疎化していったところです。

店もなくなり、人々の生活が支障をきたすような、過疎化していった、
こうした状態に戻ることも「原状回復」にはなりえない。
要するに、「原状回復」は原発推進派も約束した、
「安全な」社会で、人々の生活が成り立つようにすることです。

・言えることは、人々が、原発事故によって生活を
根こそぎ奪われることと引き換えに、
原発建設を認めてきたわけではないということです。
ですから、少なくとも基本的な生活を成り立たせる、
そういう意味での「原状回復」を求めること、
それ自体は正当なものだと言わざるを得ない。』

そうだよな。原状回復しろというだけでは、
原発ももとに戻せ、てなことになってしまうからなぁ。
なかなか、概念的なことだけでは進まない。
社会を変えるという展望と、運動と、援助がないといかんなと。
改めて思う。。。


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する