mixiユーザー(id:1833966)

2016年09月12日05:58

289 view

「エチオピア紀行(67):ダニ退治に殺虫スプレーを購入してラリベラのホテルに;追記 習近平の側近の天津市党トップが失脚の謎

 空港から僕たちの乗ったバスは、ラリベラの街に入り、小さな「商店街」に寄った。エチオピアの主要交通機関である三輪ミニ自動車が停まっている(写真)。
 メインストリートに、時折、ロバ車も往来する(写真)。間口2〜3メートルの雑貨屋で、添乗員氏は殺虫スプレーを買った。

◎ホテルのベッドのダニ退治のため殺虫スプレー購入
 岩窟教会どころか、泊まるホテルにもダニが出るので、僕たちの泊まる部屋すべてのベッドにスプレーをふりかけるのだという。日当たりはよい部屋なのだが、宿泊客が岩窟教会から持ち込んだダニがベッドにも棲み着いているらしい。いよいよ来たか、と覚悟を決める。
 ちょうど学校の二部制授業で午前の部がひけた時間だったようだ。お揃いの濃い水色の制服を着た中学生と思しき生徒たちがどんどん歩いてきた(写真)。
 となると、そろそろ昼食時間である。岩窟教会には、店もないらしいから、街でランチをしていくようだ。

◎一見すると清潔そうなロビーだが
 僕たちは、2泊宿泊するラル・ホテルに寄った(写真)。ここでランチを採るようだった。
 ロビーはなかなか清潔そうだったが、問題は部屋である。
 僕たちは、そこからぼこぼこ道をちょっと歩くコテージ風の部屋を割り当てられた。現地の人の住居に多い丸い平屋(しかしずっと大きいが)を真ん中で壁で仕切って、半分ずつにした半円形の部屋である。鍵は、無骨な大きなもの。近代的なカード式ではない。
 そこにとりあえず荷物を置いて、ロビーの裏のレストランで食事をする。

注 容量制限にタッチしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、http://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201609120000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

追記 習近平最側近の天津市党委代理書記の黄興国が失脚、権力闘争か
 来秋の中国共産党大会を控え、党内の権力闘争が強まっているのだろうか。それを、予感するような党天津市トップの失脚である。

◎習近平派の大物の失脚は初めて
 共産党中央規律検査委員会は10日、天津市トップの黄興国・市党委代理書記(兼市長、61歳)で党中央委員を重大な規律違反の疑いで調査していると発表したのだ。党規律検査委が調査に乗り出してシロとなることはほぼ無いので、黄興国の失脚が固まった。
 注目されるのは、黄が習近平の再側近の1人だということだ。習一派は、これまで「反腐敗」を通じ政敵を排除する手法で権力固めを進めてきたが、習派の大物の摘発は初めてだ。周永康ら江沢民派を一掃し、胡錦濤の元側近の令計画も「お縄」にして胡錦濤閥である共青団派の勢いも削いだ。
 そこに、習近平派の黃の失脚である。これを、どう読むか。

◎大爆発事故から1年以上もかばい続けた習近平だったが
 黄がトップを占めた天津市は、昨年8月の化学薬品倉庫の大規模爆発事件で170人以上が犠牲になった人災事故のあった特別市だ。黄の責任を問う声がネットなどで広がり、黄自身も「私には逃れられない責任がある」と反省の弁を述べたが、習近平は責任論を抑え込んだ。
 これで一件落着と思われていたが、実はこの間も党内の暗闘が続いていたわけだ。
 注目しておくべきは、黄の肩書きが市党委「代理書記」であることだ。前任書記は、14年末に党中央に転出し、書記ポストは空席となっていた。その時、市長に加え、代理書記に就いたのが、黄である。

◎反習近平派の反発か、それとも
 爆発事件さえなければ、黄は書記に昇格されていると見られていた。
 習近平はほとぼりの冷めた今になって、黄に責任をとらせたのか、それとも黄の動かぬ汚職証拠を、強権を強める習近平に反発する層から突きつけられて「泣いて馬謖を切った」のか。
 経済の低迷も明白になった今、中国共産党の権力闘争に目を離せないことになりそうだ。
 写真は、元民主党千葉市議の千葉市長・熊谷俊人が友好都市となっている天津市を訪問し、市長の黄と会談した時のもの。

昨年の今日の日記:「中国人研究者柯隆氏の語る、中国産業の構造的不正システムの病根と呆れた実態など」

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年09月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930