mixiユーザー(id:12569023)

2016年09月02日09:56

249 view

人生意気に感ず「台風10号の警鐘。キャサリン。教員の盗撮と心の崩壊現象」

◇台風10号は、台風の常識を覆すものだった。群馬への直撃は避けられたが、それは、台風の囲む気圧の関係によるものだから、多分に偶然の要素が働いたのだろう。だから、群馬を襲う可能性も十分あったと言わねばならない。やはり群馬は大丈夫だった、と大方の人は安全神話に胡坐をかいている。それがいかに根拠のないことかを、10号は見せつけたのだ。
 昭和22年のキャサリン台風を振り返った。9月14日、関東地方に大風水害をもたらした。特に赤城山を中心に被害が大きかった。私は赤城の奥に開墾で入っており、小学校1年生だった。宮城村鼻毛石の学校までの間、川が二つあった。登校時、濁流は恐いように逆巻いていた。学校は早く終わり、下校時の川は溢れんばかりで私は橋に打ち当たる水しぶきをくぐるように走り抜けた。その日のうちに二つの橋は流されてしまった。
 この台風の被害は、死者592人行方不明107人、床上浸水3万1千戸。正に未曽有の惨状だった。総雨量は前橋で387.4ミリ。この雨が吾妻の方面で降ったら、大きなダムがないから大変ということで、八ツ場ダムの構想が始まった。私は県議の時、八ツ場ダム推進議連の会長だった。台風10号は、何でもありの超異常気象への警鐘である。私たちにとっては、「群馬は大丈夫」という安全神話への警鐘である。
◇連日の余りに多い盗撮事件。しかも教員や警察に多い。もう世間は驚かなくなっている。このことは何を意味するのか。30日、大阪市の中学教諭がプールの更衣室で隠しカメラで女子を盗撮したことが報じられているが、スマホを使ってエスカレーターでスカートの中を撮ったなど、私のケータイに情報が入るのは連日である。その姿を想像すると苦笑してしまうが、リスクを考えたら実行に移さないのが普通だろう。教壇には立てない、家庭は崩壊する、学校では先生一般の信頼は地に落ちてしまった。こういう事をする聖職者は例外なのか、それとも一般的に変化してしまったことの現われか。恐らく、「聖職」という言葉は死後になった。
 超便利な機器が洪水のように押し寄せ、人間の心まで押し流そうとしている。この流れに道徳教育も無力である。永久凍土が溶け出した。人間の心も溶け出したのだ。天の警鐘は高らかに鳴っているが、受け止める心がない。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年09月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930