mixiユーザー(id:6400308)

2016年08月22日23:47

554 view

清水大敬監督鑑賞ツアー

 台風上陸。今日が休みで助かった。しかし清水大敬監督の鑑賞ツアーがある。風雨の中出発し、どうにか上映開始までに上野オークラにたどり着く。映画は「巨乳水着未亡人 悩殺熟女の秘密の痴態」。のっけに「清水大敬監督20周年記念」と出る。大敬監督も意気込んだか、様々な要素が入っている。
 ヒロインが「ここで帰られると女としてつらい」と言い出す無理やりな展開もあるが、カラミ場面が多い。ピンク映画らしからぬ豪邸でのロケ。大敬監督が自演するコントのような幽霊の登場や、こわもての敵親玉が、実はマゾのコメディ要素。かつての愛人が鞭を振るいながら、「私はSでなくM」と言うのは笑った。そして中野剣友会再登場のアクション。倖田李梨さんはもちろん、あやなれいさんが予想以上に動ける。
 ただし、これらの要素を整理しきれず、散らかった印象を受ける。カラミが多いが、ヒロインたちが豪邸でやってるであろうセックスの場面はない。だから倖田李梨さんと青山真希さんにカラミがないとはもったいない。最後のハッピーエンドも唐突。
 それでも、女優が5人出演しているのは楽しい。冒頭のプールサイドの場面は、ワクワクさせられた。あやなれいさんが路上で殴る場面は何事かと思ったが、アクション場面の伏線になっている。前作に続き、近年の大敬監督作としては、いい出来だった。
 今日のツアーには、出演の京野美麗さんが、在来線不通の中、小田原からヒッチハイクと新幹線で駆けつける。国沢実監督や田山みきおさんら男優さんたちが参加。ただし肝心の大敬監督は、電車が止まり上映後に到着。
 打ち上げでは、大敬監督が一番端の席へ。腰の低い監督らしい。そして演劇とカラミ場面からの引退を発表したのに驚く。そして脚本協力の中村勝則さんから聞く裏話が興味深い。見せ場のなかった青山真希さんの裏設定は、映像化してほしかったな。あっという間の3時間で、台風の中来た甲斐があった。
3 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年08月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る