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2016年08月11日21:24

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【展覧会】ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち展(国立新美術館)

美術館に到着したら、チケット売り場に「ルノワール展 20分待ち」の表示が出ていた。中に入るとルノワール展の入り口に長蛇の列。20分待っても入れるとは思えない人数だ。ルノワールを諦めてヴェネツィア・ルネサンスの展覧会に人が流れていたら嫌だなぁ・・・と思いながら、エスカレーターで上階へ。
ラッキーなことに、ヴェネツィア・ルネサンスの展覧会は予想以上に空いていた。広くて天井が高い会場に大型の絵が間隔をあけて展示されていているので、鑑賞者の密度が薄い。非常に快適。
本展覧会の目玉、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「受胎告知」は410×240cmの巨大な作品だが、人が少ないので、近くからでも遠くからでも好きな位置で好きなだけ眺めていられた。

ミケランジェロの展覧会のあと、続けてヴェネツィア・ルネサンスの展覧会を鑑賞すると、ヴェネツィア・ルネサンス絵画の特徴がよく分かる。
うねり、絡まりながら上へ向かう曲線。薄い煙がかかったようにくすんだ独特な色使い。大胆に配された赤。官能的な女性・・・。
出展作品が60点に満たないので、「ヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望」した満足感はないのだが、静かにゆっくりと絵を見られたのが何より嬉しかった。
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